タイパ・フェリーターミナル

タイパ・フェリーターミナルについて

タイパ・フェリーターミナルは、マカオ特別行政区の嘉模堂区、タイパ島に位置する国際港です。マカオ国際空港に非常に近い場所にあり、香港や深センとの間を結ぶ高速船が頻繁に運航しています。このターミナルは、マカオにおける重要な交通拠点の一つとしての役割を担っています。

利用企業

タイパ・フェリーターミナルは、以下の主要な船舶会社によって利用されています。

噴射飛航（TurboJET）
香港：屯門、尖沙咀（九龍）
深セン：蛇口
金光飛航（コタイジェット）
香港：上環、屯門
深セン：蛇口
粤通船務
深セン：福永（深圳空港）、蛇口

これらの船舶会社は、香港や深センの主要な港との間で高速船を運航しており、ビジネスや観光での利用客に便利な交通手段を提供しています。

交通アクセス

タイパ・フェリーターミナルは、マカオ国際空港に隣接しているため、さまざまな交通手段が利用可能です。ターミナルには、タクシー乗り場や駐車場が併設されているほか、公共交通機関との接続も考慮されています。

バス
公営バスの複数の路線がターミナルを発着しています。これにより、マカオの各地への移動が容易です。また、ホテルやカジノへの無料シャトルバスも運行されており、観光客にとって便利な交通手段となっています。
鉄道（新交通システム）
澳門軽軌鉄路タイパ線：タイパ・フェリーターミナル駅（中国語：氹仔碼頭站、ポルトガル語：Estação do Terminal Marítimo da Taipa）がターミナルに直結しています。これにより、マカオ市内の主要な地域へのアクセスがさらに向上しています。

歴史

タイパ・フェリーターミナルの歴史は、2007年に仮設ターミナルが完成したことから始まります。以下に、ターミナルの主な歴史をまとめました。

2007年
10月16日：仮設ターミナルが完成。
11月30日：金光飛航が上環便の運航を開始。
12月11日：西北航運（廃業）による裁判の影響で、上環便が一時運休。
2008年
1月20日：金光飛航の上環便が再開。
2009年
12月15日：噴射飛航が香港空港便の運航を開始。
2010年
2月7日：金光飛航が尖沙咀便の運航を開始。
5月8日：金光飛航が香港空港便の運航を開始。
7月8日：粤通船務が福永便の運航を開始。
2016年
4月12日：TurboJETが屯門便の運航を開始。
2017年
5月18日：新ターミナルの開業式典が開催。
6月1日：新ターミナルが正式に営業を開始し、仮設ターミナルが閉鎖。
2019年
12月10日：澳門軽軌鉄路タイパ線の開業と同時に、タイパ・フェリーターミナル駅が開業。

関連項目

アウター・ハーバー・フェリーターミナル：通称「外港」として知られ、マカオ半島にあるもう一つの国際港です。タイパ・フェリーターミナルと比較して、就航便数はこちらの方が多くなっています。

タイパ・フェリーターミナルは、マカオの交通インフラにおいて重要な役割を果たしており、国内外からの旅行者にとって不可欠な交通手段となっています。

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