タイムクライシス プロジェクトタイタン

タイムクライシス プロジェクトタイタン

『タイムクライシス プロジェクトタイタン』は、2001年4月26日にナムコ（現バンダイナムコエンターテインメント）から発売されたPlayStation用のガンシューティングゲームであり、一般に『プロジェクトタイタン』や『PT』の略称で知られています。これは、タイムクライシスシリーズの第4弾にあたります。この作品は家庭用ゲーム専用に開発されたため、アーケード版は存在せず、その特徴としてガンコンに対応している最後のタイトルでもあります。物語は「タイムクライシス」と「タイムクライシス2」の間の出来事を描いています。

ゲームシステム

本作の大きな特徴の一つは、ボス戦で隠れる場所を移動できる新しい「マルチハイディングシステム」です。プレイヤーは隠れている状態で画面に表示される矢印を撃つことで移動が可能です。特に第2ステージではボスとの対決が特徴的で、慎重に動くことが要求されます。このシステムは後の作品『タイムクライシス4』や『タイムクライシス5』にも引き継がれています。

また、制限時間が過ぎるとゲームオーバーになるシステム、ハンドガンの装弾数が6発、スコアが記録されずタイムのみがカウントされる点は、初代作に似た部分があります。新たに加わった要素として、敵の弾が赤く表示されるようになりましたが、銃口の火花は赤く光らないので注意が必要です。この作品では、連続で敵に弾を命中させることでライフが回復する機能もあり（通常は30発、イージーモードでは20発）、特定のオブジェクトを撃つことで隠されたライフを獲得できる要素もあります。ただし、プレイヤーは攻撃対象が敵でなければなりません。

ストーリー

物語は、小国カルバ共和国の大統領ザビエル・セラノが暗殺されてしまうところから始まります。彼が暗殺された後、国際特殊諜報機関「VSSE」は、疑惑の人物としてエージェントのリチャード・ミラーを手配します。しかし、VSSEはリチャードが濡れ衣を着せられている可能性があると考え、彼に48時間の猶予を与え、真犯人を突き止める任務を課します。再び真実を明らかにするため、リチャードは孤独な戦いに挑みます。

リチャードは、ある人物「アバカス」が武装組織「カンタリス」に拉致されていることを知り、彼を救出するために行動を開始します。一方、巨大犯罪組織「ワイルド・ドッグ」によって水面下で進められている「プロジェクトタイタン」という計画があり、その関与が明らかになっていきます。

ステージの概要

ステージ1

リチャードは、パラシュートで豪華客船に降下し、カンタリスの戦闘員たちと戦った後、情報源であるアバカスを救出するために地下へ向かいます。

ステージ2

アバカスから暗殺の真犯人がリカルドであることを告げられ、リチャードは彼を追う旅に出ますが、道中で敵の待ち伏せを受けます。

ステージ3

リカルドを倒した直後、ワイルド・ドッグに関する情報を得たリチャードは、彼らの研究所を目指します。

ステージ4

最終的にリチャードは、ワイルド・ドッグと再び対峙し、彼の計画を阻止するために激しい戦闘が繰り広げられます。

主要キャラクター

• - リチャード・ミラー: VSSEの凄腕エージェントで、潔白を証明するための戦いに身を投じる。
• - ザビエル・セラノ: カルバ共和国の大統領で、事件の中心人物。
• - アバカス（マリッサ・ソレイル）: セラノ大統領の秘書で、物語の鍵を握るキャラクター。
• - ワイルド・ドッグ: 本作の黒幕で、伝説的な殺し屋。

結論

『タイムクライシス プロジェクトタイタン』は、スリリングなストーリーと革新的なゲームシステムを兼ね備えた作品です。プレイヤーは、リチャードと共に緊迫感あふれるミッションに挑み、真実を追求する旅に出ることでしょう。

もう一度検索