タイラー・ネイキン

タイラー・ウェスリー・ネイキン

タイラー・ウェスリー・ネイキン（Tyler Wesley Naquin）は、1991年4月24日にアメリカ・テキサス州ハリス郡スプリングで生まれたプロ野球選手です。ポジションは外野手で、右投左打のスタイルでプレーしています。彼の名前は「ネクイン」や「ネークイン」とも表記されることがあります。

経歴

プロ入り前

ネイキンは2009年のメジャーリーグドラフトでボルチモア・オリオールズから33巡目（全体986位）で指名を受けましたが、契約することなくテキサスA&M大学に進みました。大学時代には、有望な選手としてマイケル・ワカやロス・ストリップリングと共にプレーしました。

プロ入りとインディアンス時代

2012年のMLBドラフトでクリーブランド・インディアンスから1巡目（全体15位）で指名を受け、プロ入りを果たします。契約後は、A-級マホーニングバレー・スクラッパーズでプロデビューを果たし、36試合に出場し、打率.270、13打点、4盗塁を記録しました。

2013年にはA+級カロライナ・マドキャッツ及びAA級アクロン・エアロズで126試合に出場し、打率.269、10本塁打、48打点、15盗塁を記録しました。また、オフにはアリゾナ・フォールリーグにも参加しています。

2014年はAA級アクロン・ラバーダックスで76試合に出場し、打率.313、4本塁打、30打点、14盗塁という素晴らしい成績を収めました。2015年のシーズンでは、AA級アクロンとAAA級コロンバス・クリッパーズで合計84試合に出場し、打率.300、7本塁打、27打点、13盗塁をマーク。オフには40人枠に入ることができました。

2016年はメジャーリーグでの開幕を迎え、4月5日のボストン・レッドソックスとの試合でメジャーデビュー。6月には打率.338、6本塁打を記録し、同月のルーキー・オブ・ザ・マンスを受賞します。特に、マイケル・ブラントリーの長期離脱の影響で中堅手としてレギュラーの座をつかみ、116試合に出場して打率.296、14本塁打、43打点を残しました。

2017年は故障により19試合の出場に留まりましたが、2020年は60試合の短縮シーズンで40試合に出場し、打率.218、4本塁打、20打点という成績を残しました。オフにはノンテンダーFAとなりました。

レッズ時代

2021年2月18日、ネイキンはシンシナティ・レッズとマイナー契約を結びます。3月29日にはメジャー契約に昇格し、このシーズンでは127試合に出場し、打率.270、19本塁打、70打点を記録しました。

メッツ時代

2022年7月28日、ネイキンはホセ・アクーニャやヘクター・ロドリゲスとのトレードでニューヨーク・メッツに移籍。2022年オフには自由契約となりました。

詳細情報

ネイキンの通算成績は高く評価されており、特に「ルーキー・オブ・ザ・マンス」を2回受賞するなど、若手時代からの活躍が際立っています。背番号は、インディアンス時代に30、レッズで12、メッツ期間中は25番を背負いました。

まとめ

タイラー・ウェスリー・ネイキンのキャリアは、プロ入りから数々の賛辞を受け、様々なチームでの経験を活かして成長しています。今後の活躍にも注目が集まる選手です。

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