タイ・ジェローム

タイ・ジェローム (Ty Jerome)

タイ・ジェレミー・ジェローム（Ty Jeremy Jerome, 1997年7月8日 - ）は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク出身のプロバスケットボール選手です。NBAのクリーブランド・キャバリアーズに所属しており、ポジションはシューティングガードまたはスモールフォワードを主に務めます。

経歴

ハイスクール

高校時代は才能を発揮し、3年目のシーズンには州のオールカンファレンスチームに選出されるほどの活躍を見せました。主要サイトからは4つ星評価を受け、名門バージニア大学への進学を果たしました。

カレッジ

バージニア大学では、1年目の2016-17シーズンは控えのポイントガードとして34試合に出場し、平均4.3得点・1.5アシストを記録しました。2年目の2017-18シーズンから先発に定着し、2017年12月30日のボストンカレッジ戦ではキャリアハイとなる31得点を記録しました。このシーズンでは34試合に出場し、平均10.6得点・3.1リバウンド・3.9アシストを記録、オールACCサードチームに選出されました。

2018-19シーズンには、さらに成長を遂げ、37試合に出場して平均13.6得点・4.2リバウンド・5.5アシストを記録し、オールACCセカンドチームに選出されました。NCAAトーナメントでは、第1シードとして出場し、決勝ではテキサス工科大学を相手に16得点、6リバウンド、8アシストを記録し、チームを勝利に導き、バージニア大学を初優勝に導きました。シーズン終了後、2019年のNBAドラフトにアーリーエントリーしました。

NBA

フェニックス・サンズ

2019年のNBAドラフトにて全体24位でフィラデルフィア・76ersから指名されました。その後、マティス・サイブルの交渉権とのトレードで交渉権がボストン・セルティックスへ移動。さらに将来のドラフト1巡目指名権とのトレードでアロン・ベインズと共に交渉権がフェニックス・サンズへ移り、2019年7月6日にルーキー契約を結びました。しかし、2019-20シーズン開幕前の2019年10月21日に右足首を捻挫し、無期限の離脱を余儀なくされました。11月25日にNBAGリーグのノーザンアリゾナ・サンズで実戦復帰し、12月2日のシャーロット・ホーネッツ戦でNBAデビューを果たしました。このシーズンはNBAで31試合に出場しました。

オクラホマシティ・サンダー

2020年11月16日にクリス・ポール、アブデル・ネイダーとのトレードで、ケリー・ウーブレ・ジュニア、リッキー・ルビオ、ジェイレン・レキュー、2022年のドラフト1巡目指名権と共にオクラホマシティ・サンダーへ移籍しました。移籍後はGリーグのオクラホマシティ・ブルーで前年負った足首の怪我のリハビリに努め、2021年2月26日のアトランタ・ホークス戦で移籍後初出場しました。2021-22シーズンには、2022年3月8日に鼠蹊部の手術を受け、シーズン残りの試合を全休しました。9月30日にデイヴィッド・ヌワバ、スターリング・ブラウン、トレイ・バーク、マーキーズ・クリスとのトレードでデリック・フェイバーズ、モーリス・ハークレス、テオ・マレドンと共にヒューストン・ロケッツへ放出され、翌日に解雇されました。

ゴールデンステート・ウォリアーズ

2022年10月4日にゴールデンステート・ウォリアーズとツーウェイ契約を結びました。

クリーブランド・キャバリアーズ

2023年7月6日にクリーブランド・キャバリアーズと2年総額500万ドルの契約を結びました。2023-24シーズンは怪我により2試合の出場に留まりましたが、2024-25シーズン、2024年11月20日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦でキャリアハイとなる29得点を記録し、チームの勝利に大きく貢献しました。

人物

父方の祖母はアフリカ系アメリカ人公民権運動に積極的に参加しており、祖父はその活動を取材した写真家でした。幼少期の憧れの選手はスティーブ・ナッシュでした。

プレースタイル

優れたバスケットボールIQを持ち、状況判断に優れています。正確なシュートとパスでオフェンスを組み立てることができ、チームに貢献できる選手です。

個人成績

(省略)

脚注

(省略)

外部リンク

Virginia Cavaliers bio
タイ・ジェローム (@tyjerome_) - X（旧Twitter）
* タイ・ジェローム (@tyjerome_) - Instagram

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