タイ・ブラッチ

タイソン・マイケル・ブラッチ（Tyson Michael Blach, 1990年10月20日 - ）は、アメリカ合衆国コロラド州デンバー出身のプロ野球選手（投手）。左投右打。MLBのコロラド・ロッキーズ傘下所属。愛称はザ・プリーチャー（The Preacher）。

経歴

レジス・ジェスイット高等学校では野球とテニスをプレー。クレイトン大学に進学し、カレッジベースボールで実力を磨きました。

サンフランシスコ・ジャイアンツ時代

2012年のMLBドラフト5巡目（全体178位）でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名され、プロ入り。2013年にA+級サンノゼ・ジャイアンツでプロデビューし、22試合に登板（先発20試合）して12勝4敗、防御率2.90、117奪三振を記録。順調に成長を遂げます。

2014年はAA級リッチモンド・フライングスクウォーレルズで25試合に先発し、2015年にはAAA級サクラメント・リバーキャッツで27試合に先発。11勝12敗、防御率4.78、93奪三振の成績を残し、同年オフに40人枠入りを果たしました。

2016年、AAA級サクラメントで好成績を収め、9月1日にメジャー初昇格。9月5日のロッキーズ戦でメジャーデビューを果たしました。10月1日のドジャース戦では、相手先発のクレイトン・カーショウと投げ合い、8回まで3安打無失点に抑え、メジャー初勝利を飾りました。この年は4試合に登板し、1勝0敗、防御率1.06と好投。ポストシーズンにも出場し、カブスとのディビジョンシリーズ第3戦で勝利投手となりました。

2017年は、故障したマディソン・バムガーナーの穴を埋める形で先発ローテーション入り。34試合に登板し、8勝12敗、防御率4.78の成績を残しました。2018年には開幕投手を務めましたが、その後リリーフに配置転換。47試合に登板し、6勝7敗、防御率4.25でシーズンを終えました。2019年はメジャーでの登板機会が減少し、7月27日にDFAとなりました。

ボルチモア・オリオールズ時代

2019年8月3日にウェイバー公示を経てボルチモア・オリオールズへ移籍。5試合に先発しましたが、1勝3敗、防御率11.32と苦戦。2020年にはトミー・ジョン手術を受け、自由契約となりました。

2021年にオリオールズと再契約。ルーキー級とA級で16試合に登板しましたが、メジャー復帰は叶わず、FAとなりました。

コロラド・ロッキーズ時代

2021年12月17日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約。2022年4月4日にメジャー契約を結びアクティブ・ロースター入り。24試合に登板し、1勝1セーブ、防御率5.89。2023年は昇格と降格を繰り返し、20試合に登板。3勝3敗、防御率5.54の成績を残しました。シーズン終了後FAとなり、2024年は20試合に登板し、3勝8敗の成績でした。

選手としての特徴

技巧派左腕として知られ、制球力と緩急をつけた投球で打者を打ち取ります。先発・リリーフどちらもこなせるユーティリティ性も魅力です。

年度別投手成績

(年度別投手成績は省略)

年度別守備成績

(年度別守備成績は省略)

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