タカキベーカリー

株式会社タカキベーカリー：パンへの情熱と歴史

株式会社タカキベーカリーは、広島県広島市安芸区中野東に本社を構える製パン会社です。一般には「タカキ」、「タカキのパン」という名称で広く知られています。また、アンデルセングループの中核企業として、全国にベーカリー「アンデルセン」や「リトルマーメイド」を展開しています。社名は創業者である高木俊介氏に由来し、「タカギ」とは濁らずに発音するのが特徴です。

創業と発展

1948年8月、高木俊介夫妻と2人の従業員によって、広島市南区比治山本町で創業しました。当初は小さなパン屋でしたが、1951年12月には「株式会社タカキのパン」として法人化。翌1952年12月には、現在のアンデルセンの向かい側にパンホールを開店しました。

1962年2月には、現在の社名である「タカキベーカリー」に改名。1967年10月には、被爆建物である旧三井銀行広島支店を買い取り、広島アンデルセンをオープンしました。1972年1月からは、フランチャイズ店舗「リトルマーメイド」の展開を開始しました。

2002年4月には、グループ名を「アンデルセングループ」に変更。2003年4月には、持株会社制に移行し、子会社として「新・株式会社タカキベーカリー」を設立。持株会社は「アンデルセン・パン生活文化研究所」と商号を変更しました。

歴史

タカキベーカリーの歴史を年表形式でまとめました。

1948年8月：広島市比治山橋の袂、比治山本町（現南区比治山本町）にて創業
1951年12月：株式会社タカキのパンを設立
1952年12月：パンホールが開店
1961年3月：瀬野川工場完成
1962年2月：現社名のタカキベーカリーに改名
1967年10月：広島アンデルセンを開店
1970年4月：千代田工場完成
1970年10月：青山アンデルセンを開店
1970年11月：岡山工場完成
1972年1月：リトルマーメイド展開開始
1974年5月：秦野工場完成
1980年4月：広島工場火災で90%を焼失
1982年12月：松山工場完成
1987年6月：神戸工場完成
1989年5月：つくばセンター完成
1992年10月：板橋サテライト工場完成
1996年4月：福岡サテライト工場完成
2002年4月：グループ名をアンデルセングループに改名
2003年4月：持株会社制に移行。持株会社のアンデルセン・パン生活文化研究所と、子会社のアンデルセン、マーメイドベーカリーパートナーズ、タカキベーカリー、アンデルセンサービスに再編。
2023年5月：JR九州より、トランドールを新旧分割の上で事業譲渡を受ける。

関連会社

タカキベーカリーは、以下の関連会社とともに、アンデルセングループを構成しています。

アンデルセン・パン生活文化研究所（アンデルセングループの持株会社）
アンデルセン
アンデルセンサービス
マーメイドベーカリーパートナーズ
トランドール

その他

2010年8月4日、プロ野球選手の赤松真人氏が、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島の外野フェンスに書かれている広告の真上でホームラン性の打球を捕球した際、その功績を称え、タカキベーカリーからパンの詰め合わせが贈呈されました。

外部リンク

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