タレス・アレーニア・スペース

タレス・アレーニア・スペースは、フランスのタレス・グループが、かつてアルカテル・アレーニア・スペースとして知られていた企業と、テレズパツィオのアルカテル出資分を買収し、残りの出資者であるフィンメッカニカ（現在のレオナルドS.p.A）との合弁で設立された宇宙関連企業です。

歴史

タレス・アレーニア・スペースの歴史は、2005年6月1日にアルカテル・スペースとアレーニア・スパーツィオの合併により誕生したアルカテル・アレーニア・スペースに遡ります。当時、アルカテル・ルーセントが67%、フィンメッカニカが33%の出資比率で、ヨーロッパ最大の人工衛星開発企業となりました。国際宇宙ステーション（ISS）の科学モジュールである多目的補給モジュールやコロンバスの開発にも携わっていました。

同じ時期に、アルカテルのSpace Services and Operationsと、フィンメッカニカのTelespazioが合併し、Telespazio Holdingが誕生しました。

2006年4月5日、アルカテルはこれらの出資分をタレス・グループに売却することで合意。2007年4月10日、欧州連合はこの売買を承認し、タレス・グループとフィンメッカニカが出資するタレス・アレーニア・スペースが正式に誕生しました。

所在地

2007年時点で、タレス・アレーニア・スペースは、フランス、イタリア、スペイン、ベルギー、アメリカの5カ国に13の拠点を持ち、約7200名の従業員が働いていました。主な拠点は以下の通りです。

フランス
カンヌ：本社所在地
コロンブ（パリ近郊）
トゥールーズ
イタリア
ラクイラ
フィレンツェ
ミラノ
ローマ Saccomuro
ローマ Tiburtina
トリノ
ベルギー
アントウェルペン
シャルルロワ
スペイン
マドリード
アメリカ
クパチーノ

タレス・アレーニア・スペースは、人工衛星の開発・製造だけでなく、宇宙探査や宇宙インフラ整備など、幅広い分野で事業を展開しています。長年の実績と高い技術力を持ち、国際的な宇宙プロジェクトにも積極的に参加している、ヨーロッパを代表する宇宙開発企業です。

関連項目

カンヌ・マンドリュー宇宙センター

外部リンク

公式サイト

もう一度検索