タンバクンダ州

タンバクンダ州：セネガル南東部の要衝

タンバクンダ州は、セネガル共和国の南東部に位置する州であり、モーリタニア、マリ共和国、ギニア、ガンビアの4か国と国境を接するという、セネガルの州の中で唯一の特徴を持っています。州都はタンバクンダ市です。

地理

面積は42,613平方キロメートルと、セネガル国内の14州の中で最も広大です。広大なサバンナ地帯が広がり、多様な動植物が生息しています。

歴史

フランス領西アフリカ時代には「東部セネガル圏」として知られていました。1960年のセネガル独立に伴い、「東部セネガル州」に改編されました。1984年3月24日に現在の「タンバクンダ州」に改称されています。

2008年9月10日には、州南東部に位置していたケドゥグ県が分離し、新たにケドゥグ州として独立しました。

隣接する州と国

タンバクンダ州は、以下の州および国と隣接しています。

マタム州（北）
モーリタニア（北東）
マリ（東）
ケドゥグ州（南東）
ギニア（南）
コルダ州（南西）
ガンビア（西）
カフリン州（北西）

行政区分

タンバクンダ州は、以下の4県で構成されています。

1. バケル県 (Bakel)
2. グーディリ県 (Goudiry)
3. クンペントゥム県 (Koumpentoum)
4. タンバクンダ県 (Tambacounda)

主要都市

タンバクンダ：州都であり、交通の要衝として機能しています。
バケル：セネガル川沿いに位置する歴史的な都市です。

タンバクンダ州は、セネガル国内における交通の要所であるとともに、周辺国との交易拠点としての役割も担っています。広大な土地には多様な文化が息づいており、セネガルの魅力を語る上で欠かせない地域と言えるでしょう。

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