ターン (ゲーム)

ターン制ゲームにおけるターンとは、ゲーム進行の基本単位です。各プレイヤーは定められた順序に従い、自分のターンが来た際に、行動を選択します。他のプレイヤーは、ターンプレイヤーの行動が終わるまで、原則として干渉できません。

ターンの特徴

順序: プレイヤー間を一定の順序で巡ります。一周することを「1巡」と呼びます。
行動: ターンプレイヤーは、自分の手番で可能な行動（カードを引く、コマを動かす、攻撃するなど）を行います。
制約: 他のプレイヤーは、ターンプレイヤーの行動中は原則として行動できません。

ターンの種類

ターン制は、主にボードゲームやカードゲームなどのテーブルゲームで採用されています。近年では、コンピューターゲームにも取り入れられており、シミュレーションゲームやロールプレイングゲームなどで見られます。

ターンの例

囲碁・将棋・チェス: 一手指す。囲碁ではパスも可能です。
すごろく: サイコロを振り、出た目の数だけコマを進めます。
麻雀: 牌をツモり、不要な牌を捨てます。他プレイヤーがロンや副露をすることもあります。
ウォーゲーム: 行動を選択し、戦闘が発生した場合はサイコロを振って結果を決定します。

ターンの順序

原則として、ターンはプレイヤー間を一定の順序で巡ります。しかし、ゲームによっては、特定の条件で順序が変動することがあります。

ターン飛ばし: すごろくの「1回休み」や麻雀のポンなど、特定のプレイヤーのターンが一時的に飛ばされる。
順序変更: 大富豪の「逆回り」など、以後のターン順序が変更される。

ターンと手番の違い

手番という言葉は、ターンとほぼ同じ意味で使われることもあります。しかし、厳密には異なる意味を持つ場合があります。

手番: 本来は将棋や囲碁で使われる言葉で、自分の番という意味です。
* ターン: ゲームにおける行動の単位。

ゲーム理論においては、手番はゲーム展開の分岐点を指します。ターン内に複数回の選択肢がある場合、それぞれの選択が手番となります。つまり、ターンは1つまたは複数の手番で構成されると言えます。

パスについて

囲碁のように、パス（行動しない）という選択肢が認められているゲームもあります。パスをすることで、局面を大きく変化させずに相手に手番を渡すことができます。将棋における「手待ち」も、同様の戦略です。

ターン制ゲームは、プレイヤーがじっくりと考え、戦略を練る時間を与えてくれます。運の要素だけでなく、プレイヤーの思考力が勝敗を左右する点が魅力です。

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