ダイアモンド・ヘッド (バンド)

ダイアモンド・ヘッドについて

ダイアモンド・ヘッド（Diamond Head）は、イングランドにルーツを持つヘヴィメタルバンドであり、NWOBHM（ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル）として知られるムーブメントの一員です。彼らは1976年に結成され、当時から現在まで、多くのメタルバンドに大きな影響を与え続けています。

初期の活動と解散

バンドの結成当初は、ブライアン・タトラー（ギター）、シーン・ハリス（ボーカル）、ダンカン・スコット（ドラム）の3人でスタートしました。その後コリン・キンバリー（ベース）が加わり、グループはさらに強化されました。バンド名は、イギリスの著名なギタリスト、フィル・マンザネラのアルバムに由来しています。1978年には、彼らの自主制作アルバム『ライトニング・トゥ・ザ・ネイションズ』で商業デビューを果たします。

1982年には大手レーベルのMCAからセカンドアルバム『偽りの時』をリリースし、その後もレディング・フェスティバルなどの重要なイベントに参加するなど、活躍を続けていました。しかし、1985年にバンドは解散を余儀なくされました。解散後は、メタリカやメガデスといったアメリカのバンドがダイアモンド・ヘッドの楽曲をカバーすることで、彼らの音楽が再評価されることとなります。

再結成と新しい時代の到来

1991年、ダイアモンド・ヘッドは再結成を果たしました。この再始動により、1993年には4thアルバム『デス・アンド・プログレス』をリリースし、トニー・アイオミやデイヴ・ムステインといった著名なミュージシャンがゲスト参加するなど、話題を集めました。再結成後も彼らは活発に活動を続け、2000年代にはライブパフォーマンスを再開し、新しいメンバーが加わることで、バンドの活動はますます充実したものとなります。

2004年には、シーン・ハリスの後任としてニック・タートが加入し、翌年には12年ぶりのスタジオアルバム『オール・ウィル・ビー・リヴィールド』を発表しました。その後も2007年には『ホワッツ・イン・ユア・ヘッド?』、そして2016年にはセルフタイトルのアルバム『ダイアモンド・ヘッド』をリリースしました。

最新の活動とメンバー

2019年には、8thアルバム『The Coffin Train』が登場し、彼らの創造的エネルギーは衰えるどころか、ますます高められています。現在のラインナップには、ブライアン・タトラー、ラスマス・アンダーセン（ボーカル）、アンディ・アバーリー（リズムギター）、ディーン・アシュトン（ベース）、カール・ウィルコックス（ドラム）が名を連ねています。

旧メンバーも含め、彼らの楽曲や影響は後続のメタルバンドに繋がる重要なものとして、メタルシーンにおけるポジションを確立しています。ダイアモンド・ヘッドは、そのオリジナルなスタイルとサウンドで、これからも多くのファンに愛され続けることでしょう。

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