ダイジョウブ (小田和正の曲)

小田和正『ダイジョウブ』：時代を超えて愛される応援歌

2007年4月25日にリリースされた小田和正の24作目のシングル『ダイジョウブ』は、NHK連続テレビ小説『どんど晴れ』の主題歌として、多くの人々に親しまれてきました。前作『たしかなこと』から約2年ぶりのシングルリリースであり、小田和正の楽曲がNHKの連続テレビドラマの主題歌となるのは、1998年の『必要のない人』以来、実に9年ぶりのことでした。

楽曲解説

『ダイジョウブ』は、小田和正が作詞・作曲・編曲を手掛けた、聴く人の心にそっと寄り添うような温かい楽曲です。困難に立ち向かう人々へのエールが込められており、その優しいメロディと歌詞は、多くの人々に勇気と希望を与えてきました。コーラスには光田健一が参加し、楽曲に深みを与えています。カップリング曲である『哀しいくらい』では、光田健一に加え、女優の松たか子がコーラスに参加しており、こちらも聴きごたえのある一曲です。レコーディングは東京と沖縄の2か所で行われ、楽曲の持つ温かさを表現するための工夫が凝らされています。

プロモーションビデオ

小田和正自身が演出・出演したプロモーションビデオでは、塗装工に扮した小田がコミカルな演技を披露しています。楽曲の宣伝看板を掃除しながら口ずさむ姿は、楽曲の親しみやすさを 더욱引き立てています。プロモーションビデオは天王洲アイル周辺で撮影されました。

リリース後の反響

『ダイジョウブ』はリリース後も長く愛され続け、2007年8月にはニューシングル『こころ』の発売により、オリコンのデイリーランキングが圏外から43位まで再浮上しました。2011年と2017年には明治安田生命のCMソングに、2013年にはLINE株式会社のCMソングにも使用され、幅広い世代にそのメロディが届けられました。2019年11月1日からは、盛岡駅の新幹線ホームの発車メロディにも使用されており、その活躍の場を広げています。

カップリング曲『哀しいくらい』

カップリング曲の『哀しいくらい』は、1981年に発表されたオフコース時代の楽曲のセルフカバーです。オリジナルの持つ切なさを残しつつ、新たなアレンジが加えられています。2024年発売のベストアルバム『自己ベスト-3』にも収録。

レコーディングメンバー

ダイジョウブ
drums: MANSAKU KIMURA
bass: NATHAN EAST
guitars: YOSHIYUKI SAHASHI
keyboards & b.g.v: K.ODA
b.g.v.: KENICHI MITSUDA
strings: CHIEKO KINBARA STRINGS
synthesizer programming: HIDEKI MOCHIZUKI

哀しいくらい
drums: MANSAKU KIMURA
bass: NATHAN EAST
keyboards & guitars & b.g.v: K.ODA
Trumpet: KOJI NISHIMURA
b.g.v.: KENICHI MITSUDA
b.g.v.: TAKAKO MATSU
synthesizer programming: HIDEKI MOCHIZUKI

『ダイジョウブ』は、小田和正の優しい歌声と心に響く歌詞が、聴く人の背中をそっと押してくれる応援歌です。時代を超えて愛され続けるこの楽曲は、これからも多くの人々に勇気と希望を与え続けるでしょう。

もう一度検索