ダウンタウン・マンハッタン・ヘリポート

ダウンタウン・マンハッタン・ヘリポート（IATA: JRB, ICAO: KJRB, FAA LID: JRB）は、ニューヨーク市マンハッタンのイースト川沿い、6号埠頭に位置するヘリコプター専用の空港です。別名、ダウンタウン・マンハッタン/ウォール街ヘリポートとも呼ばれています。

歴史

ダウンタウン・マンハッタン・ヘリポートは、1960年12月8日に開港しました。これは、1956年に開設された西30丁目ヘリポートを補完する目的がありました。1960年代から70年代にかけては、ニューヨーク・エアウェイズがこのヘリポートからニューヨークの主要空港への定期便を運航していました。しかし、1980年代中頃に定期便は廃止されました。2006年にはUSヘリコプターも路線を全て廃止しましたが、2009年11月までにジョン・F・ケネディ国際空港への1時間ごとの定期便が再開されました。

このヘリポートは、ウォール街やロウアー・マンハッタン金融街からの利用が多いのが特徴です。企業の経営幹部や、時間短縮を目的とした書類の輸送に頻繁に利用されています。また、アメリカ合衆国大統領がニューヨークを訪れる際の着陸場所としてもよく使用されます。さらに、当時のニューヨーク市長であったマイケル・ブルームバーグ氏が、ブルームバーグ社とジョンズ・ホプキンス大学間の移動に頻繁に利用していたことでも知られています。

ダウンタウン・マンハッタン・ヘリポートは、公立のヘリポートであり、ニューヨーク市経済開発公社（NYCEDC）が運営しています。ニューアーク・リバティ国際空港、テターボロ空港、モーリスタウン市営空港など、ニューヨーク市内の空港へのチャーター便が運航されています。また、観光や要人のフライトにも利用されています。

設備と航空機

ヘリポートは、海抜7フィート（約2メートル）の広さ2エーカー（約0.81ヘクタール）の土地にあります。62フィート×62フィート（約19メートル×19メートル）のコンクリート製ヘリパッドが1つ設置されています。2003年12月30日までの12ヶ月間における運用回数は10,002回で、1日平均約27回でした。このうち90%は一般航空、10%は軍用航空が占めています。

関連項目

東34丁目ヘリポート
西30丁目ヘリポート

出典

Notes

外部リンク

JRBの航空事故、事件履歴 - アビエーション・セーフティー・ネットワーク

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