ダショグズ

ダショグズ（Daşoguz):

ダショグズは、トルクメニスタン共和国の北部、ダショグズ州に位置する州都です。人口は約16万6千人。その名はトルクメン語で「石の泉」を意味し、古くはタシャウズとして知られていました。ウズベキスタンのヌクスから76.5kmの距離に位置しています。

多様な民族の共存

この都市には、トルクメン人、ウズベク人、ロシア人のほか、カラカルパク人やタタール人、高麗人など、多様な民族が暮らしています。これらの人々の中には、サパルムラト・ニヤゾフ政権時代に強制的に移住させられた者もいますが、現在は市の郊外に再び居住地を構えています。

シルクロードの歴史

ダショグズは、ホラズム地方のオアシスに位置し、古くから泉が湧き出ていたことから、シルクロードのキャラバンサライとして重要な役割を果たしてきました。この地の泉が、現在の市名の由来となっています。19世紀初頭には、ロシアによって要塞が築かれ、ソ連式の都市計画に基づいて発展しました。

豊かな農業と観光

アムダリヤ川から豊富な水資源を利用し、綿花やジュートの栽培が盛んです。また、ユネスコ世界遺産に登録されているクフナ・ウルゲンチへの玄関口としての役割も担っており、多くの観光客が訪れます。

関連項目

* トルクメニスタンの都市の一覧

ダショグズは、その歴史、文化、そして地理的な重要性から、トルクメニスタンにおいて独特な存在感を放つ都市と言えるでしょう。

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