ダニエル・ラスカウ

ダニエル・ラスカウは、1969年5月15日生まれのドイツの柔道選手です。ルーマニアのオラデア出身で、現役時代は78kg級で活躍しました。身長は178cm。

当初はルーマニアの選手として国際舞台に登場しましたが、1989年にルーマニアを離れ西ドイツへ。その後、1991年にドイツに帰化しました。同年、世界選手権では決勝でベルギーのヨハン・ラーツと対戦。ラーツに隅返で技ありを先取される苦しい展開となるも、払腰で技ありを取り返します。さらに、崩袈裟固と小内刈で有効を追加し、見事な逆転勝利で世界チャンピオンに輝きました。

しかし、翌年のバルセロナオリンピックでは、期待されながらも初戦で敗退という結果に終わりました。その後、階級を86kg級に上げましたが、78kg級時代ほどの目覚ましい活躍は見られませんでした。

引退後は、国際柔道連盟（IJF）でスポーツ・ディレクターを務め、柔道界の発展に貢献しました。その後、イギリス柔道連盟のパフォーマンス・ディレクターに就任し、イギリス柔道の強化に尽力。さらにその後、IJFの主任審判理事となり、柔道の国際的な審判基準の統一や審判員の育成に携わるなど、多岐にわたる分野で活躍しています。

主な戦績

1986年 - ヨーロッパジュニア　3位
1987年 - ヨーロッパジュニア　3位
1988年 - ポーランド国際　3位
1991年 - ドイツ国際　3位
1991年 - 世界選手権　優勝
1995年 - ドイツ国際　2位(86kg級)

外部リンク

* ダニエル・ラスカウ - JudoInside.com のプロフィール（英語）

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