ダニー・バーンズ (野球)

ダニエル・ジョナサン・バーンズのプロ野球キャリア

ダニエル・ジョナサン・バーンズ（Daniel Jonathan "Danny" Barnes）は1989年にニューヨーク州ナッソー郡マンハセットで生まれ、プロ野球選手として活躍しました。彼は右投げ左打ちの投手で、2022年からはMLBのニューヨーク・メッツにてアシスタントコーチを務めています。彼の愛称は「バーンジー」です。

経歴

プロ入りまで

バーンズは2010年のMLBドラフトでトロント・ブルージェイズに35巡目（全体1056位）で指名され、プロキャリアをスタートさせました。プロ入り後はまずルーキー級のガルフ・コーストリーグ・ブルージェイズでデビュー。その後、A級のランシング・ラグナッツでもプレーし、合計22試合に登板して1勝1敗1セーブ、防御率2.15を記録しました。

成長する投手

2011年にはA級ランシングでプレーし、44試合の登板で5勝1敗13セーブ、防御率2.32という素晴らしい成績を残しました。さらに2012年にはA+級のダニーデン・ブルージェイズとAA級のニューハンプシャー・フィッシャーキャッツでプレーし、51試合で1勝3敗34セーブ、防御率1.87を達成。この年は特に素晴らしいパフォーマンスを見せ、65奪三振を記録しました。

ケガと復活

しかし、2013年に回旋筋腱板を痛めてしまい、2球団合計で4試合の登板にとどまりました。2014年はA+級ダニーデンで36試合登板しましたが、防御率は4.19と伸び悩みました。その後、2015年にはAA級ニューハンプシャーに戻り、40試合で3勝2敗4セーブ、防御率2.97を記録し、注目される投手としての地位を確立しました。

メジャーデビューとその後

彼は2016年にAA級ニューハンプシャーで開幕し、AAA級のバッファロー・バイソンズを経て、8月2日にメジャーリーグ初昇格を果たしました。初登板はヒューストン・アストロズ戦で、メジャーシーズンを通して12試合に登板し、防御率は3.95でした。

2017年はリリーフとして活躍し、60試合に登板。成績は3勝6敗、防御率3.55に留まりましたが、リリーフ投手としての地位を確立しました。2018年には、6月11日のタンパベイ・レイズ戦で100登板と100奪三振を達成するなど、印象的なシーズンを送りました。残念ながら左膝腱炎で故障者リストに入りましたが、復帰後も47試合に出場しました。

2019年にはフレディ・ガルビスの加入に伴ってDFA（指名解除）となり、その後AAA級バッファローへと送られました。2020年はボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結ぶも、新型コロナウイルスの影響で活動できませんでした。2021年には独立リーグのアトランティックリーグでプレーし、経験を積みました。

現在の役職

2022年にニューヨーク・メッツのアシスタントコーチに就任し、現役時代の知識と経験を生かしてチームに貢献しています。バーンズのキャリアは多くの試練を乗り越えたものであり、彼の今後の活動にも注目が集まっています。

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