ダリアス・ベイズリー

ダリアス・ベイズリー：異色の経歴を持つプロバスケットボール選手

ダリアス・デナイル・ベイズリー（Darius Denayr Bazley、2000年6月12日 - ）は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ブロックトン出身のプロバスケットボール選手。
CBA（中国プロバスケットボールリーグ）の広東サザンタイガースに所属しており、ポジションはパワーフォワードを担っています。

NBA入りまでの道のり

ベイズリーは高校時代からその才能を発揮し、マクドナルド・オール・アメリカンに選出されるなど、将来を嘱望される選手でした。
当初はシラキュース大学への進学を予定していましたが、2018年3月、この進学を取りやめ、NBAGリーグでプレーするという異例の決断を下しました。

この決断の背景には、代理人であるリッチ・ポールとの契約がありました。
しかし、この決断に対して、シラキュース大学のヘッドコーチであるジム・ベイハイムは、「彼がうまくいくことを願っているが、この方法ではNBAには行けないことが証明されると思う」と批判的なコメントを残しました。

さらに、同年8月にはGリーグでのプレーも撤回。
10月には、ニューバランスと100万ドルの契約を結び、3ヶ月間インターンシップ生としてニューバランスで働きながら、社内の施設で独自にトレーニングを積み、NBAドラフトに備えるという、前例のない道を歩むことになりました。

3ヶ月間のトレーニングを終えたベイズリーは、2019年のNBAドラフトにエントリーしました。

NBAでのキャリア

2019年のNBAドラフトで、ベイズリーは1巡目全体23位でユタ・ジャズから指名を受けました。
その後、2度のトレードを経て、交渉権はオクラホマシティ・サンダーへと移動し、7月7日にサンダーと契約を結びました。

フェニックス・サンズへの移籍と解雇

2023年2月9日、ダリオ・サリッチ、ドラフト2巡目指名権とのトレードで、フェニックス・サンズに移籍しました。
しかし、同年7月16日にブルックリン・ネッツとの契約に合意したものの、10月19日に解雇されるという不運に見舞われました。

フィラデルフィア・76ersとデラウェア・ブルーコーツ

2023年12月8日には、NBAGリーグのデラウェア・ブルーコーツに参加し、2024年2月20日には、フィラデルフィア・76ersと10日間契約を結びました。
その後、3月1日にデラウェア・ブルーコーツに復帰しています。

ユタ・ジャズへの再加入

2024年3月12日、ベイズリーはユタ・ジャズとの契約に合意し、再びジャズの一員となりました。

プレースタイルと評価

ベイズリーは、恵まれた体格と身体能力を生かしたダイナミックなプレースタイルが特徴です。
特に、リバウンドやディフェンスでの貢献が期待されています。

異例の経歴を持つベイズリーですが、その才能は高く評価されており、今後の活躍が期待されています。

(個人成績は省略)

外部リンク

* USA Basketball bio

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