ダリオ・サリッチ

ダリオ・サリッチ：クロアチアが生んだバスケットボールの才能

ダリオ・サリッチ（Dario Šarić）は、1994年4月8日、クロアチアのシベニクで生まれました。現在はNBAのデンバー・ナゲッツに所属し、パワーフォワードまたはセンターとしてその才能を発揮しています。

プロとしての道のり

サリッチは2009年にKKズリニェヴァツでプロとしてのキャリアをスタートさせ、その後KKドゥブラバ、KKザグレブ、KKシボナといったクラブを渡り歩きました。2014年のNBAドラフトでは、オーランド・マジックから1巡目12位で指名を受け、その後、交渉権がフィラデルフィア・76ersへ移動しました。

NBAでの活躍

フィラデルフィア・76ers時代

2016年、サリッチはフィラデルフィア・76ersと契約し、NBAデビューを果たしました。2016-17シーズンには、81試合に出場し、平均12.8得点、6.3リバウンドという好成績を記録。NBAオールルーキーチームに選出されるなど、その才能を高く評価されました。2017-18シーズンには、チームを6年ぶりのプレーオフに導き、全10試合に先発出場しましたが、カンファレンス準決勝でボストン・セルティックスに敗れました。

ミネソタ・ティンバーウルブズ、フェニックス・サンズ時代

2018年、ジミー・バトラー絡みの大型トレードでミネソタ・ティンバーウルブズへ移籍。その後、2019年にはフェニックス・サンズへトレードされました。2020-21シーズンには、サンズと3年契約を結び、チームは11年ぶりにプレーオフに進出。NBAファイナルにも出場しましたが、サリッチは初戦で右膝の前十字靭帯を断裂し、シーズンを終えました。

オクラホマシティ・サンダー、ゴールデンステート・ウォリアーズを経てデンバー・ナゲッツへ

2023年2月にはオクラホマシティ・サンダーへ、そして2023-24シーズン開幕前にはゴールデンステート・ウォリアーズへ移籍。2024-25シーズンからは、デンバー・ナゲッツで新たな挑戦をスタートさせています。

クロアチア代表としての貢献

サリッチは、クロアチア代表としても数々の国際大会で活躍しています。U-16欧州選手権ではMVPに輝き、U-19世界選手権やU-18欧州選手権でも好成績を収めました。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、スペイン戦で逆転を阻止するブロックショットを決め、チームを勝利に導きました。ユーロバスケットにも複数回出場するなど、クロアチア代表の主力として活躍しています。

プレースタイル

サリッチは、平均以上のアジリティを持つパワーフォワード/センターであり、3ポイントシュートも得意としています。フリースローを得るのも上手く、多様なプレースタイルでチームに貢献できる選手です。

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