ダリック・バートン

ダリック・ウィリアム・バートン（Daric William Barton）は、1985年8月16日生まれ、アメリカ合衆国バーモント州出身の元プロ野球選手です。ポジションは一塁手で、右投左打でした。

プロ入りとアスレチックス時代

2003年のMLBドラフトで、セントルイス・カージナルスから1巡目（全体28位）で指名され入団。
2004年12月には、マーク・マルダーとのトレードでオークランド・アスレチックスへ移籍しました。

2007年9月にメジャーデビュー。わずか18試合の出場ながら、打率.347、出塁率.429という素晴らしい成績を残しました。

2008年には、オールスターゲームの休み中に友人の家のプールに飛び込み頭部を強打し、故障者リスト入りするというアクシデントに見舞われました。

2010年は一塁手のレギュラーとして159試合に出場し、打率.273、チーム最多の152安打、リーグ最多の110四球を記録。高い出塁率をマークし、フィールディング・バイブル・アワードを受賞しました。

2011年以降は再び控えに戻り、2014年は開幕ロースター入りするも、打率.158と結果を残せず、DFAとなりました。

アスレチックス退団後

2014年12月にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結びましたが、メジャー昇格は叶わず、2015年7月に解雇されました。

メキシカンリーグ時代と引退

2016年からはメキシカンリーグでプレー。プエブラ・パロッツ、モンクローバ・スティーラーズを経て、再びプエブラ・パロッツに復帰。
2018年のオフにメキシコのウィンターリーグに参加したのを最後に現役を引退しました。

選手としての特徴

バートンの特徴は、背筋を伸ばした独特な構えから振り下ろすバッティングフォームでした。打球は伸びのある弾道を描き、また選球眼が良く、マイナーリーグでの通算出塁率は4割を超えています。

エピソード

アスレチックス時代には、チームメイトだったライアン・スウィーニーと共同生活を送っていました。

プレースタイル

卓越した選球眼で高い出塁率を誇り、堅実な守備も持ち味でした。アスレチックス時代には、その打撃センスと選球眼でチームに貢献しました。

年度別打撃成績

(省略)

表彰

フィールディング・バイブル・アワード：1回（2010年）

記録

MiLBオールスター・フューチャーズゲーム選出：1回（2005年）

ダリック・バートンは、その独特なプレースタイルと高い出塁率で、記憶に残る選手の一人です。

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