ダレン・マシューズ

ダレン・マシューズ（ウィリアム・リーガル）のプロフィール

ダレン・マシューズ（Darren Kenneth Matthews、1968年5月10日 – ）は、イギリス出身のプロレスラーで、主にアメリカのWWEで活動しているウィリアム・リーガルのリングネームで知られている。スタッフォードシャーで生まれた彼は、15歳でプロレスの道に足を踏み入れた。

初期のキャリア

彼は1983年にブラックプールでカーニバル・レスラーとしてデビュー。その後、ロビー・ブルックサイドとタッグチームを組み、ジョイント・プロモーションズなどで活動し、ドイツやフランス、南アフリカなどにも遠征した。1991年、WWFのトライアウトを受けるが契約には至らず、その後WCWでの公演を機に契約を果たしアメリカに渡った。まずはスティーブ・リーガルという好青年キャラとして登場し、後にロード・スティーブン・リーガルと変身し、ヒールとして活躍を始めた。

主な業績

WCWでは、デイビーボーイ・スミスやリッキー・スティムボートなど数々の著名なレスラーと対戦し、世界TV王座を争った。また、タッグチームとしても成功を収め、特にボビー・イートンとの「ブルー・ブラッズ」というコンビは有名で、ナスティ・ボーイズやハーレム・ヒートとの抗争が注目された。

1994年には新日本プロレスに初来日し、アントニオ猪木とも対戦。以降も新日に出場し続け、1997年にはG1クライマックスに出場した。

その後、1998年にWCWを解雇されたものの、WWFに移籍し、リアル・マンズ・マンというギミックで試みたが、大きな成功には至らなかった。しばらく活動を休止した後、再びWCWに戻り、最終的にはWWFに復帰し、ウィリアム・リーガルとして新たなスタートを切る。

彼は英国親善大使のキャラクターとして、嫌味で上品なスタイルで観客の反感を買い、特にアメリカの文化を皮肉るコメントが高く評価された。2000年にはインターコンチネンタル王座を獲得し、さまざまな抗争を展開する一方、2001年にはアライアンス側に寝返るなど、数々のストーリー展開に関わった。

復帰と新たな挑戦

心臓病を抱えながらも、彼は2004年に復帰し、タジリとのタッグでも知られ、2012年にはNXTのコメンテーターとしても活躍。2014年には新たなジェネラルマネージャーに就任する。

2022年には一旦WWEと契約解除となるが、2023年に再びWWEに戻り、部門副部長という役職に就任した。

プライベートと趣味

マシューズは、リングネームの一部をスティーブ・リーガルというレスラーから取っている。また、爬虫類好きとしても知られ、ヘビやトカゲを飼っていると語った。彼のユニークなエピソードには、酒に酔って飛行機でトラブルを起こした事件や、心臓移植の話も含まれる。

まとめ

ダレン・マシューズは、数十年にわたるプロレス界でのキャリアを通して、多くのファンに愛される存在であり続けている。彼のリングでのパフォーマンス、キャラクター、一連のストーリーはいずれも、プロレスの歴史の中に特別な足跡を残している。

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