ダンジョンセイバー

ダンジョンセイバー (DUNGEON SAVIOR)

2000年8月4日にJ・ウイングから発売されたゲームボーイカラー用対戦型ロールプレイングゲーム。ゲームボーイにも対応。

ゲーム概要

『ポケットモンスター』のように仲間を育て、他のプレイヤーと対戦させる育成型対戦RPG。タワーディフェンスの要素も持つ。

開発はフェザードおよびハロウィン。
プログラム：高見初秋（GUILTY GEAR）
音楽：足立美奈子（サモンナイト）
キャラクターデザイン：おおつきべるの

少年漫画誌『月刊少年ガンガン』と共同で企画され、外伝漫画が掲載。読者からキャラクターやアイテムのアイデアを募集し、2万通を超える応募の中から54個が採用された。

ゲーム内容

システム

6つのストーリーパターンがあり、12人のガーディアンそれぞれの視点で楽しめる。
セーブデータは1つのみ。ガーディアンを変更すると上書きされるため、キャラクターを別のゲームボーイに移す必要がある。
「はじめから」を選択すると、乱数によってアイテムやキャラクターの出現が決まる。

本拠地

キャラクター、部隊、アイテム、ダンジョンを管理。

初期部隊はLV5、召喚したキャラクターはLV3。
クラスチェンジには、ランクに応じてLV15以上、LV30以上が必要。
召喚アイテムはダンジョン内では使用不可。
ストーリーモードでステージクリアすると、経験値とダンジョンの仕掛け、SPが与えられる。

召喚

モンスターを召喚。サモンポイントが必要で、モンスターのランクによって消費ポイントが異なる。ストーリーモードで勝利するとポイントを獲得できる。召喚できるモンスターはガーディアンごとに異なり、他系統のモンスターを召喚するには、アイテムが必要となる。

編成

モンスターを部隊ごとに編成。1部隊最大6人、20部隊まで保有可能。モンスターのランクごとに人数制限がある。戦闘でレベルアップしたモンスターはクラスチェンジで強化可能。

配置

ダンジョンにトラップを設置し、守備部隊とガーディアンを配置。ダンジョンはガーディアンごとに4種類。

侵攻

編成したチームで敵ダンジョンを攻略。複数の部隊を送り込めるが、操作できるのは1部隊のみ。敵ダンジョン攻略中は自陣が表示されず、罠や階層を進んだ際にメッセージが表示される。敵ダンジョンの最深部にいるガーディアンを倒すか、自陣に攻めてきた敵部隊を撃退すれば勝利。敗北してもゲームオーバーにはならず、コンティニューされる。

ストーリーモード

敵ダンジョンに攻め込むと同時に、自ダンジョンにも攻め込まれる。仲間を召喚・編成し、ダンジョンを作成して敵ダンジョンに侵攻する。

ストーリーモードをクリアすると、2周目以降はフリーモードで遊べる。敵が強くなり、ダンジョンの配置も変わる。

フリーモード

ストーリーモードクリア後に選択可能。難易度を選択できる。

得られる経験値はストーリーモードの半分。

重大なバグ

変身系の技を使用すると、データが消滅する可能性が非常に高い。

危険なキャラクターと技

ネクロマンサー
リビングドール系
ゴースト系
ウィザード
ウィッチ系

酒場で仲間になるキャラクター

ドロニャーゴ（ばけねこ）
サラ（メタモルフォーゼ）
シェイド（ネガポジチェンジ）
ヤミギツネ（へんげのじゅつ）
みやび（りゅうへんげ）

設定

ストーリー

グランドール王国の滅亡と、新たに建国されたノースホルン。隣国アルガニスタンの不穏な動き。

アルカディアの歴史

唯一神バルディアが創造したアルカディアを舞台に、6大柱神や最初の人間パンドラの物語が展開される。

登場キャラクター

ガーディアン（主人公）

ダークカイザー系：ネメシス、メビウス
ライトロード系：クルーガ、クシー
シャーマン系：アルビオ、リュート
ウィザード系：バッツ、マール
ネクロマンサー系：ダイゲン、ポポロン
トラッパー&ワイルドハーフ系：アンドレイ・サージ、アマリリス

その他のキャラクター

魔王ダンテ、カミル、サキョウ、デシベルなど

スタッフ

代表ディレクター：鈴木順一
プロデューサー、ディレクター、メイン・プランナー：菊地宏
キャラクター・デザイン：おおつきべるの
メイン・プログラム：高見初秋
音楽：足立美奈子

評価

ゲーム誌『ファミ通』のクロスレビューでは20点（満40点）。

ゲーム評論家からはクソゲー扱いされる一方で、作り込まれたゲームシステムを評価する声もある。データ消滅バグの存在が評価を下げている。

関連商品

ダンジョンセイバー公式ガイドブック（エニックス刊）

攻略情報や設定資料に加え、月刊少年ガンガンに掲載された外伝漫画『ノースホルン物語』も収録。

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