ダーレミ

ダーレミ - 輝かしい競走生活と繁殖牝馬としての成功

2005年5月15日生まれのダーレミ（Dar Re Mi）は、イギリスを代表する競走馬として知られています。その華麗な競走生活と、繁殖牝馬としての成功は、競馬史に名を刻むにふさわしいものです。

競走馬としての活躍

ダーレミは、2戦目の牝馬限定未勝利戦で初勝利を飾ると、その後も重賞レースで活躍しました。準重賞のプランテーションスタッドステークスで2勝目を挙げた後、ミネルヴァ賞で重賞初勝利を収めます。

2009年には、G1競走初挑戦となるヨークシャーオークスで、強豪ラッシュラッシーズに続く2着と好成績を収めます。続くヴェルメイユ賞ではザルカヴァに敗れ2着、ロワイヤリュー賞では3着となりました。

しかし、ダーレミの真価はその後発揮されます。プリティーポリーステークスでは、オークス馬ルックヒア、ヨークシャーオークス馬ラッシュラッシーズを抑え、3番人気ながら見事勝利を収めます。さらに、ヨークシャーオークスでは英愛オークス馬サリスカを下し、G1競走2連勝を達成しました。

ヴェルメイユ賞では無敗のスタセリタと激突。ゴール前でかわして1着となりましたが、ソベラニアの進路妨害により5着に降着という悔しい結果に終わりました。凱旋門賞では5着、ブリーダーズカップ・ターフでは3着と、国際舞台でも活躍を見せました。

2010年、ダーレミはドバイシーマクラシックに挑みます。日本代表のブエナビスタの追撃を凌ぎ、見事優勝を飾りました。その後、エクリプスステークスでは4着に敗れ、競走生活に幕を閉じました。

繁殖牝馬としての成功

引退後は繁殖牝馬となり、その才能は新たな形で花開きます。ダーレミは、ドバウィとの間に数々の優秀な競走馬を産みました。2018年の英セントレジャーで2着となったラーティダー(Lah Ti Dar)、同年のデューハーストステークスを制したトゥーダーンホットなどがその代表です。さらに、2017年生まれの牡馬は、タタソールズ・オクトーバーイヤリングセールで、同年の最高値となる約480万ドルで落札されました。

血統と背景

ダーレミの母であるDararaは1986年のヴェルメイユ賞勝ち馬、伯父であるDarshaanは1984年のジョッケクルブ賞勝ち馬という、一流の血統を受け継いでいます。さらに、半弟のRewildingも2011年のドバイシーマクラシックを制覇しており、その一族の強さを物語っています。

まとめ

ダーレミは、競走馬として数々の栄光を手にし、繁殖牝馬としても優れた能力を発揮した、まさに伝説的名馬と言えるでしょう。その輝かしい競走生活と、次世代への貢献は、競馬史に大きな足跡を残しました。その名を後世に語り継がれることは間違いありません。

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