チェック・ザ・ステーション

チェック・ザ・ステーション

『チェック・ザ・ステーション』は、1987年10月4日から1988年4月3日までにわたりテレビ朝日系列で放送された情報番組です。この番組は、毎週日曜日の11:00から11:45の時間帯に放送されていました。内容は、当時平日夜に放送されていた人気報道番組『ニュースステーション』の日曜版として位置づけられていました。

番組の構成

『チェック・ザ・ステーション』では、金曜日版のコーナー「金曜チェック」が再放送されることもあり、視聴者にとって親しみやすい内容となっていました。オープニングの音楽は『ニュースステーション』と同じものであり、映像も同番組や『ナイトライン』と類似の要素が取り入れられていました。特にオープニング映像は、三色の光を使用して始まり、アイキャッチの音楽も金曜版のものが流用されているなど、視覚的にも聴覚的にもなじみやすい演出が行われていました。

スタジオセットは、テレビ朝日アーク放送センターのAスタジオに設置された『ニュースステーション』のセットをベースにしていました。ただし、いくつかの点で違いも見られました。金曜版ではソファが配置されていたところに、番組専用のデスクと椅子が用意されており、また背景には東京都心部の風景が使用されていました。この背景は、放送時間に応じた天候を反映させていました。例えば、晴れた日には明るい青空、曇りの日にはその雰囲気に合わせた色合いが使われていました。

制作背景

『ニュースステーション』の制作にはオフィス・トゥー・ワンが関与していましたが、『チェック・ザ・ステーション』の制作には別の会社が担当していました。印象的な部分は、ネット局である朝日放送が当初は時差ネットを行っていた点で、1988年1月からはテレビ朝日との同時ネットに切り替わりました。

1988年3月13日には青函トンネルの開通イベントに合わせて、特別番組『ANN報道特別番組「走れ!海底夢列車～青函トンネル開通～」』が放送され、『チェック・ザ・ステーション』はこの特番にバトンタッチしました。この際、メインMCの渡辺みなみがスタジオ進行を、そして若林正人が青森駅からの中継リポートを担当するなど、特別な形での放送が実現しました。

主な出演者

番組の主要な出演者には、メインMCの渡辺みなみがいました。彼女はこの番組において視聴者の注目を集め、安定感を持った進行で知られていました。サブMCとして若林正人がおり、彼はコメンテーター役も務めていました。また、清水国明がレギュラーコメンテーターとして出演しており、番組に活気を与えていました。

番組のエピソード

1988年2月14日のエピソードでは、番組のオープニングでレギュラーの男性陣が渡辺に暗にチョコレートをねだる様子が見受けられました。渡辺はその要望をさりげなく受け流しながら、冒頭のトピックに進んだものの、その直前には「何ていじめられているんでしょうか」とコメントする一幕もありました。視聴者にとっては、こうした軽妙なやり取りが印象に残る瞬間となったことでしょう。

関連番組

『チェック・ザ・ステーション』は、後の報道番組の枠組みを確立するとともに、様々な関連番組（『ニュースステーション』、『報道ステーション』、『報道ステーション SUNDAY』、『サタデーステーション』、『サンデーステーション』など）に影響を与えました。

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