チャド・ゲーブル

チャド・ゲーブル（Chad Gable、本名：チャールズ・エドワード・ベッツ、1986年3月8日 - ）は、アメリカ合衆国ミネソタ州ミネアポリス出身のプロレスラーであり、WWEに所属しています。彼のキャリアは、アマチュアレスリングでの輝かしい実績に裏打ちされています。

レスリング時代

ゲーブルは、学生時代からグレコローマンスタイル84kg級のレスラーとして活躍しました。セントマイケル・アルバートビル高校在籍時には、2004年にミネソタ州王者となり、その才能を開花させます。その後も、国際大会で数々の実績を残し、その実力を世界に示しました。

2005年：世界選手権出場（リトアニア・ヴィリニュス）
2006年：世界大学選手権2位（モンゴル・ウランバートル）、世界選手権出場（グアテマラ・グアテマラシティ）
2008年：パンアメリカン選手権2位（アメリカ・コロラドスプリングス）
2009年：デーブ・シュルツ記念国際大会2位（アメリカ・コロラドスプリングス）、世界選手権出場（デンマーク・ヘアニング）
2010年：デーブ・シュルツ記念国際大会3位（アメリカ・コロラドスプリングス）、サンキスト・キッズ国際大会2位（アメリカ・テンピ）、ニューヨーク・アスレティッククラブ国際大会2位（アメリカ・ニューヨーク）
2011年：イバン・ポデュブニー国際大会3位（ロシア・チュメニ）、ダン・コロフ & ニコラ・ペトロフ国際大会3位（ブルガリア・ブルガス）、イオン・コルネアヌ国際大会3位（ルーマニア・トゥルゴヴィシュテ）、ニューヨーク・アスレティッククラブ国際大会3位（アメリカ・ニューヨーク）
2012年：デーブ・シュルツ記念国際大会優勝（アメリカ・コロラドスプリングス）、グランマカップ3位（キューバ・ハバナ）、パンアメリカン選手権優勝（アメリカ・コロラドスプリングス）

2012年には、ロンドンオリンピック選考会で準優勝を果たし、オリンピック出場を決めました。本戦では9位という結果に終わりましたが、その経験は彼にとって大きな財産となりました。

WWE

NXT

2013年11月、ゲーブルはWWEと契約を交わし、プロレスラーとしての新たなキャリアをスタートさせました。WWEパフォーマンスセンターで基礎を学び、2014年9月5日にNXT Liveでチャド・ゲーブルとしてデビュー。トロイ・マクレインに勝利し、プロレスラーとしての初勝利を飾りました。

その後、ソーヤー・フルトン、アンジェロ・ドーキンスとユニット「シュート・ネイション」を結成。ジェイソン・ジョーダン、タッカー・ナイトを加えて規模を拡大しましたが、2015年5月に解散。

その後、ジェイソン・ジョーダンとのタッグを結成し、2016年1月には「アメリカン・アルファ」と命名。NXTタッグ王座を獲得するなど、目覚ましい活躍を見せました。

WWE

2016年7月、WWEドラフトでSmackDown Liveに指名され、WWEデビュー。ジェイソン・ジョーダンとのタッグでSmackDownタッグ王座を獲得しました。アメリカン・アルファ解散後は、シェルトン・ベンジャミンとのタッグを経て、ボビー・ルードとロウ・タッグ王座を獲得しています。

得意技

アンクルロック：相手の足首を捻りあげるサブミッション。
カオスセオリー：ジャーマンスープレックスの体勢で相手を投げ捨てるフィニッシャー。
その他：各種スープレックス、エルボー、クローズラインなど。

獲得タイトル

WWEロウタッグ王座：2回（w / ボビー・ルード、オーティス）
WWEスマックダウンタッグ王座：1回（w / ジェイソン・ジョーダン）
* NXTタッグ王座：1回（w / ジェイソン・ジョーダン）

チャド・ゲーブルは、その卓越したレスリングスキルと、プロレスラーとしての高いポテンシャルで、今後の活躍が期待される選手の一人です。

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