チャド行進連隊 (フランス軍)

チャド行進連隊（Régiment de marche du Tchad：RMaT）は、フランス陸軍に所属する機械化歩兵連隊です。オワーズ県Noyonに駐屯し、第2機甲旅団の隷下にあります。兵種は歩兵であり、伝統的に海兵隊に区分されます。

歴史

チャド行進連隊の歴史は、20世紀初頭に遡ります。

1900年：チャド混成大隊として編成
1910年：チャド・セネガル狙撃連隊に改編
1943年：北アフリカにおいて、第2機甲師団隷下のチャド行進連隊として再編
2008年：アフガニスタン展開中にウズビン渓谷の戦いで損害を受ける

幾多の変遷を経て、現在の機械化歩兵連隊としての形を確立しました。

部隊編成

現在の連隊の編成は以下の通りです。

連隊本部
本部管理中隊
第1中隊 - AMX-10P装備
第2中隊 - AMX-10P装備
第3中隊 - AMX-10P装備
第4中隊 - AMX-10P装備
対戦車中隊 - VAB装備
偵察・支援中隊（偵察小隊、対戦車小隊、重迫撃砲小隊を含む）
管理支援中隊（武器、車両、通信の整備などを担当）
予備訓練隊

連隊は約1,200名の人員で構成され、AMX-10Pを69両、その他車両約180台を装備しています。

主要装備

連隊が使用する主要な装備は以下の通りです。

GIAT BM92-G1（拳銃）
FA-MAS（アサルトライフル）
FR-F2（狙撃銃）
AAT-F1（汎用機関銃）
AA-52（汎用機関銃）
12.7mm重機関銃
RTF1 120mm迫撃砲
81mm迫撃砲
ERYX（対戦車ミサイル）
ミラン（対戦車ミサイル）
HOT（対戦車ミサイル）
AMX-10P（歩兵戦闘車）
VAB（装甲兵員輸送車）
VAL（軽装甲車）
P4（軽汎用車両）

これらの装備は、連隊の作戦遂行能力を支える重要な要素となっています。

関連項目

フランス軍
フランス陸軍
北大西洋条約機構（NATO）

外部リンク

* Régiment de Marche du Tchad

チャド行進連隊は、フランス陸軍において重要な役割を担う部隊の一つです。その長い歴史と、最新の装備、そして高度な訓練を受けた兵士たちによって、フランスの安全保障に貢献しています。

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