ツィンテル

ツィンテルは、かつてマセキ芸能社で活動していたお笑いコンビで、2015年12月14日に惜しまれつつ解散しました。メンバーは、勢登健雄（せと たけお）と倉沢学（くらさわ がく）の二人です。

勢登健雄は1980年1月25日生まれ、石川県七尾市出身。身長180cmの痩身で、東貴博に似ていると言われるイケメンです。趣味は服を安く購入することや、目的地までの最短ルートを調べること。特技はシンガーソングライティングと能登弁です。コンビ解散後はピン芸人「せとたけお」として活動しましたが、現在は本名に戻しています。

倉沢学は1978年1月23日生まれ、静岡県熱海市出身で東京都育ち。身長158cmと小柄で、趣味はドラマや映画のシーンを完璧にコピーすること。留学経験があり、英会話が得意です。コンビ解散後は俳優として活動しています。

ツィンテルは、キングオブコントで5年連続準決勝に進出するなど、実力派コンビとして知られていました。元々は、小島フェニックス、かあきじいんず、伊藤大輔を含めた5人組の演劇ユニットとして活動していましたが、その後、勢登と倉沢の二人でお笑いコンビ「ツィンテル」として活動を始めました。

彼らのコントは、俳優経験を活かしたものが多く、会話の中にイタリア料理、朝鮮料理、お酒などの名前を巧みに盛り込むスタイルが特徴です。また、コントの途中で勢登、または倉沢が「コント、○○」と題名を言うという演出もよく見られました。ボケとツッコミの役割は固定されておらず、ネタによって担当が変わるのも魅力の一つです。

2013年には球磨焼酎大使に任命されるなど、多方面で活躍。しかし、2015年12月14日、マセキ芸能社のライブ「ライラックブルー」にて、浜口浜村と共に解散を発表し、多くのファンに惜しまれながらもそれぞれの道を歩むこととなりました。

テレビ出演としては、「爆笑オンエアバトル」や「オンバト+」などの人気番組に出演し、一定の成績を残しています。「爆笑レッドシアター」や「爆笑レッドカーペット」などのバラエティ番組にも出演し、そのユニークなコントで観客を魅了しました。その他、「ロケットライブ」、「ナイツのHIT商品会議室」、「SASUKE」、「リアル脱出ゲームTV」、「おはスタ」、「特捜警察ジャンポリス」など、幅広い番組で活躍しました。

舞台にも力を入れており、「ルーレット」、「ループ」、「せとたけお」、「だぶだぶ」、「WAVE」、「石川五人囃子」、「女鼠小僧笑譚」など、数多くの作品に出演しています。

ライブ活動も精力的に行っており、マセキ芸能社のライブ「パンキッシュガーデン」や、「ラ・ママ 新人コント大会」、「若武者」、「トッパレ」などのイベントに参加しました。また、単独ライブも積極的に開催しており、「ライブ、芝居じみてる男たち」、「ライブ、寒さ知らずな男たち」、「アンチエイジング」、「テスト」、「FAKE」、「ぼくらのバックグラウンドミュージック」など、多くのファンを魅了するライブを行いました。

その他、DVD「ネターミテーナー」を発売したり、インターネット番組「ツィンテル入ってる！」や、手塚治虫オフィシャルサイト内の「空想コミックバラエティ ブラック・ジャンク」に出演するなど、多岐にわたる活動を行いました。

解散後、メンバーはそれぞれの道に進みましたが、ツィンテルの残したコントや活動は、今もなお多くの人々に愛されています。

出典

マセキ芸能社によるプロフィール
ブンガク（倉沢学 公式ブログ）
セティのセティスファクション!!!! (勢登健雄 公式ブログ)
倉沢学 Twitter
* 勢登健雄 Twitter

もう一度検索