テイラー・ウォード

ジョー・ウォード：苦難を乗り越え、エンゼルスを牽引するユーティリティプレイヤー

ジョセフ・テイラー・ウォード（Joseph Taylor Ward、1993年12月14日 - ）は、アメリカ合衆国オハイオ州デイトン出身のプロ野球選手。MLBのロサンゼルス・エンゼルスに所属し、外野手として活躍しています。右投右打。

高校・大学時代

シャドウヒルズ高校卒業後、2012年のMLBドラフトでタンパベイ・レイズから指名を受けましたが、契約せずにカリフォルニア州立大学フレズノ校に進学。大学では捕手としてプレーし、その才能を開花させました。

プロ入り

2015年のMLBドラフト1巡目（全体26位）でロサンゼルス・エンゼルスから捕手として指名され、プロ入りを果たしました。当初は捕手として育成されましたが、後に内野手、そして外野手へとコンバートされ、そのユーティリティ性を高めていきました。

エンゼルスでの活躍

2018年：メジャーデビュー

2018年には三塁手としてAA級、AAA級で好成績を収め、8月14日にサンディエゴ・パドレス戦でMLBデビュー。40試合に出場し、打率.178ながら6本塁打を放ち、そのパワーを見せつけました。

2019年：外野手兼任

2019年からは外野手も兼任するようになり、出場機会を増やしました。

2020年：外野中心の起用

2020年はアンソニー・レンドンの加入により外野中心で起用され、34試合で打率.277を記録しました。

2021年：ポジションの変遷と苦難

2021年は開幕をAAA級で迎え、5月にメジャー復帰。アルバート・プホルスのDFAに伴い、右翼手のポジションを得ましたが、その後AAA級降格も経験。9月にはメジャー昇格を果たしましたが、試合中に足を負傷し、シーズンを終えました。

2022年：キャリアイヤー

2022年は正右翼手として期待されましたが、故障者リスト入りで開幕を迎えます。しかし、復帰後は4月、5月とリーグトップクラスの打撃成績を残し、エンゼルス打線を牽引。最終的に135試合に出場し、OPS.833を記録するキャリアイヤーとなりました。

2023年：度重なる怪我

2023年は左翼手としてプレーしていましたが、7月30日の試合で死球を受け、顔面骨折という大怪我を負い、シーズン絶望となりました。

プレースタイル

ジョー・ウォードは、その打撃センスとユーティリティ性が持ち味です。捕手、内野手、外野手をこなせる器用さに加え、パンチ力のある打撃でチームに貢献します。度重なる怪我を乗り越え、再びグラウンドで躍動する姿が期待されています。

*2024年度シーズン終了時

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