テッド・リリー

セオドア・ルーズベルト・リリー（Theodore Roosevelt Lilly、1976年1月4日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身の元プロ野球選手（投手）。左投左打。

経歴

1996年のMLBドラフトで、ロサンゼルス・ドジャースから23巡目（全体688位）指名を受け入団。

1998年のシーズン途中に、モントリオール・エクスポズへ移籍。翌1999年5月14日にメジャーデビューを果たします。

2000年には、伊良部秀輝との交換トレードでジェイク・ウェストブルック、クリスティアン・パーカーと共にニューヨーク・ヤンキースへ移籍。

2002年、オークランド・アスレチックスへ移籍。

2004年には、トロント・ブルージェイズへ移籍。同年にはオールスターに初選出されるなど、キャリアのハイライトを迎えます。

2006年8月21日のオークランド・アスレチックス戦では、ジョン・ギボンズ監督と試合中に激しい口論となる事件が発生。1回に5失点したリリーに対し、ギボンズ監督が交代を告げようとした際、リリーは感情を露わにし、激しく反発。その後、両者はスタジアム裏でもみ合いとなり、監督の鼻から出血が見られる事態となりました。試合後、両者は問題解決を強調しましたが、この一件は大きな波紋を呼びました。シーズン終了後、FAとなったリリーは、シカゴ・カブスと4年総額4000万ドルで契約。

2010年7月31日、ブレット・ウォラック、カイル・スミット、ブレイク・デウィットとのトレードでライアン・テリオと共にロサンゼルス・ドジャースへ移籍。

2011年は12勝を記録し、2003年から9年連続2桁勝利を達成。

2012年は開幕から好調だったものの、肩の故障で戦線離脱。リハビリのためマイナーに降格します。当初は9月に復帰予定でしたが、回復が思わしくなく手術に踏み切りました。

2013年は怪我の影響で開幕から故障者リスト入り。その後、チーム事情から故障者リストを外れ2試合に先発するも、再び故障。度重なる故障に苦しめられます。その後復帰するも、7月25日にDFAとなり、8月2日に放出。8月6日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結びます。シーズンオフにはベネズエラのウィンターリーグに参加しメジャー復帰を目指しましたが、慢性的な首の痛みを理由に11月27日に引退を発表。

2014年3月には、古巣カブスの特別補佐に就任。

しかし、2015年1月24日、自身が所有するキャンピングカーの修理費を巡り、保険金詐欺容疑で告発されます。裁判では検察との司法取引に応じ、罰金と地域奉仕活動をこなすことで禁錮刑を免れました。

詳細情報

年度別投手成績（省略）
年度別守備成績（省略）

背番号

28（1999年）
56（2000年）
61（2001年）
43（2002年）
45（2002年）
31（2002年 - 2006年）
30（2007年 - 2010年途中）
29（2010年途中 - 2013年）

脚注

（省略）

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB
選手の通算成績と情報 ESPN
選手の通算成績と情報 Baseball-Reference
選手の通算成績と情報 Fangraphs
選手の通算成績と情報 The Baseball Cube
選手の通算成績と情報 Baseball-Reference (Register)

もう一度検索