テリー・ケネディ (野球)

テレンス・エドワード・ケネディ（Terrence Edward Kennedy、1956年6月4日 - ）は、アメリカ合衆国オハイオ州ユークリッド出身の元プロ野球選手。ポジションは捕手で、右投左打でした。父ボブ・ケネディも元メジャーリーガーという野球一家に育ちました。

現役時代

1977年のMLBドラフトでセントルイス・カージナルスから1巡目（全体6位）という高評価で指名され、プロの道へ進みます。翌1978年にメジャーデビューを果たし、その後サンディエゴ・パドレスへ移籍。

パドレスでは正捕手として才能を開花させ、1981年には打率.301を記録。1982年には打率.295、21本塁打、97打点と、強打の捕手としてその名を轟かせました。同年には捕手としてのタイ記録となる42二塁打を放ち、ナショナルリーグ2位にランクイン。1983年も95打点を挙げ、リーグ5位に入るなど、チームの中心打者として活躍しました。

その後、複数の球団を渡り歩き、サンフランシスコ・ジャイアンツでプレーした1991年を最後に現役を引退しました。

引退後

引退後は、マイナーリーグや独立リーグであるゴールデンベースボールリーグのサンディエゴ・サーフドーグスで監督を務め、若手選手の育成に尽力。その後は、シカゴ・カブスのスカウトとして、新たな才能の発掘に力を注ぎました。

詳細情報

表彰
シルバースラッガー賞（捕手部門）：1回（1983年）
プレイヤー・オブ・ザ・マンス：1回（1983年4月）
記録
MLBオールスターゲーム選出：4回（1981年、1983年、1985年、1987年）
背番号
16（1978年 - 1986年、1989年 - 1991年）
15（1987年 - 1988年）

テリー・ケネディは、その卓越した打撃力と守備力で、1980年代のメジャーリーグを代表する捕手の一人として記憶されています。引退後も、指導者やスカウトとして野球界に貢献し続けました。

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