テリー・マーティン

テリー・マーティン（Terry Martin、1980年10月10日 - ）は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身の男性総合格闘家であり、プロボクサーです。アイアン・アカデミーに所属し、元WEC北米ライトヘビー級王者という輝かしい実績を持っています。

2002年9月7日にプロ総合格闘家としてデビューして以来、数々の舞台で激闘を繰り広げてきました。2005年3月17日にはWECに初参戦し、その名を広めます。同年8月20日には、総合格闘技界最高峰の舞台であるUFCに初参戦を果たし、UFC 54でジェームス・アーヴィンと対戦。しかし、跳び膝蹴りによるKO負けを喫し、UFCの洗礼を受ける形となりました。

その後、マーティンは再起を誓い、2007年2月3日、UFC 67でホルヘ・リベラと対戦。激しい打撃戦の末、パウンドでKO勝ちを収め、見事ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞しました。この勝利は、マーティンにとってUFCでの存在感を示す大きな一歩となりました。

2008年4月11日には、イリノイ州でプロボクシングのデビュー戦を行い、1ラウンドKO勝ちという衝撃的なデビューを飾ります。総合格闘技だけでなく、ボクシングでもその実力を証明しました。

同年6月14日、Adrenaline MMAの旗揚げ興行では、高瀬大樹と対戦。試合中、複数回の金的攻撃を受け、高瀬の失格により反則勝ちとなりました。アクシデントに見舞われましたが、勝利を手にしました。

2008年7月19日、Affliction旗揚げ戦「Banned」では、元UFC世界ライトヘビー級王者であるビクトー・ベウフォートと対戦。跳び膝蹴りからの左アッパーでKO負けを喫し、再び高い壁に阻まれる結果となりました。

同年9月20日、Strikeforce初参戦となったStrikeforce: At The Mansion 2でコリー・デベラと対戦し、左フックでKO勝ちを収めました。しかし、2008年11月21日、Strikeforce: Destructionでスコット・スミスと対戦し、右ストレートでKO負けを喫しています。

2009年2月14日、XCFでザック・カミングスと対戦し、1-2の判定負け。2010年8月14日、PWPでホルヘ・オルティスと対戦し、2-1の判定勝ちを収めました。

マーティンは、総合格闘技で培った経験を活かし、プロボクシングでも5戦5勝（5KO）という素晴らしい戦績を残しています。総合格闘技とボクシングの両方で実績を残した、数少ないファイターの一人と言えるでしょう。

獲得タイトル

初代WEC北米ライトヘビー級王座（2005年）

表彰

UFC ノックアウト・オブ・ザ・ナイト（1回）

もう一度検索