テレビ近未来研究所

テレビ近未来研究所

『テレビ近未来研究所』は、1992年10月15日から1993年3月25日までTBSが放送したバラエティ番組です。この番組は毎週木曜日の22:00から22:54の間に放送され、日常の出来事を予測し、視聴者に新たな視点を提供することを目的としていました。

番組の概要

番組のベースになったのは、1993年の1月2日に放送された『初夢スペシャル 逸見・純次の大予測!!』という特別番組でした。このスペシャルの人気を受けて、レギュラー番組として放送が決定し、キャッチコピーには「激動の日本・激動の世界・激動の21世紀を大胆予測!」が採用されました。内容としては、予測クイズコーナーや占いのコーナーがあり、視聴者が楽しめるよう多様性のある構成を重視していました。

主要なメンバー

番組では、司会者として小林克也が研究所長を務め、高田純次が研究所副所長を担当しました。また、秘書役には左近司彩子と城戸真亜子が出演しました。番組の初代司会は逸見政孝が務めたこともあります。解答者は「研究生」と呼ばれ、やしきたかじんや田中康夫、井森美幸、そしてそのまんま東や星野仙一など多彩な顔ぶれが揃いました。ナレーションはバッキー木場が担当していました。

主なコーナー

トトカカフィーバー

このコーナーでは、研究所が1週間以内に起こる事柄を予測し、それに対する回答を視聴者と研究生が「YES」または「NO」で答える形式でした。最初は5～7問が出題されていましたが、後期にはテーマを絞り込み、3～4問が中心となりました。正解するごとに得点が与えられ、全問正解時にはパーフェクト賞として追加のポイントもありました。300点を達成した研究生には100万円の報酬が用意され、視聴者参加型の企画も行われていました。

トトカカフォロー

このコーナーでは、トトカカフィーバーの解答を振り返り、次週の予測の結果を発表しました。視聴者にとっては、興味津々の結果を楽しむことができました。特に、「来週の星座ランキング」では、星座占いがランキング形式で紹介され、各星座に対して良いアドバイスが提供されていました。最終回には特別に「世紀末の星座ランキング」が発表され、視聴者の関心を集めました。

エンディングテーマ

番組のエンディングテーマも注目され、前期には福山雅治の「約束の丘」、後期にはTHE 虎舞竜の「ロード」が使用され、多くの視聴者に親しまれました。このように、『テレビ近未来研究所』は、エンターテイメントだけでなく、視聴者とのインタラクションを楽しむ新しいスタイルのバラエティ番組として位置づけられました。

番組が放送されていた当時の社会情勢や興味を反映した内容は、視聴者にとっても話題として提供され、今なおその独自性は記憶に残るものとなっています。

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