ディライト (曲)

豊崎愛生 10thシングル「ディライト」

「ディライト」は、声優・歌手として活躍する豊崎愛生の10枚目のシングル。2014年3月19日にMusicRay'nからリリースされました。作詞・作曲は田村歩美が担当しています。

楽曲について

この楽曲は、豊崎愛生の2枚目のアルバム『Love letters』のために書き下ろされた楽曲の一つ。『豊崎愛生2nd concert tour 2013 letter with love』と同時期に制作とレコーディングが行われました。豊崎自身も非常に気に入っており、いつか収録したいと考えていた楽曲だったそうです。

豊崎は「ディライト」を「自分の素のままで歌える曲」と表現しています。歌詞に登場する「君」が誰を指すのかは特定されていませんが、2014年2月1日に開催された『スフィアLIVE2014 スタートダッシュミーティング Ready Steady 5周年！ in 日本武道館』での初披露時には、聴衆を「君」に見立てて自身の想いを込めて歌ったとのことです。また、楽曲のハモリの旋律はA・Bパートで異なっており、通常は楽器のみのインストに「一緒に歌う」ことを意図してハモリが加えられています。

ミュージックビデオ

「ディライト」のPVは、猫が多く住む小湊鉄道の駅舎で撮影されました。印象的な猫のシーンは、監督から渡された8ミリカメラで豊崎自身が撮影したもの。電車に乗車した際は、つり革に掴まって激しい揺れを感じたため、リップシンクは慎重に行ったそうです。電車の貸し切りは全車両ではなく、運行中の車両に連結する形で行われたため、発車時刻に間に合わせるのが大変だったと語っています。撮影は早朝に行われたため、寒かったことも明かしています。

シングルリリース

「ディライト」は、前作「CHEEKY」から半年ぶりのリリースであり、2ndアルバム『Love letters』からも半年ぶりのリリースであったため、豊崎自身「新たな一歩」を感じたそうです。CDという形が終着点ではない、とも述べています。

販売形態は初回生産限定盤と通常盤の2種類。初回限定盤には、「ディライト」のPVとTVスポットを収録したDVDが付属しています。ジャケットは赤を基調とした大人っぽい雰囲気で、撮影時は寒かったそうです。

カップリング曲「おさんぽの唄」

2曲目に収録されている「おさんぽの唄」は、豊崎が幼稚園の先生に扮して子供に語りかける、ユニークな独り言ソングです。脈絡のない歌詞がアップテンポでパワフルな曲調に乗せて歌われています。レコーディングの際には、ディレクターが用意した『きかんしゃトーマス』のエプロンを着用して行ったそうです。口笛とピアニカの演奏は豊崎自身によるもので、ピアニカは7thシングル「オリオンとスパンコール」のために購入したものが使用されています。

シングル収録内容

1. ディライト
2. おさんぽの唄
3. ディライト (Instrumental)

チャート

オリコン週間ランキングで〇位を獲得。

参考文献

「豊崎愛生 新たなスタートを告げる10thシングル完成!!」『声優アニメディア』2014年4月号、学研パブリッシング、2014年3月10日。

外部リンク

ソニー・ミュージックエンタテインメントによる紹介ページ
初回生産限定盤
通常盤

もう一度検索