ディラン・カールソン (野球)

ディラン・カールソン - プロ野球選手

ディラン・カールソン（Dylan Carlson）は、1998年10月23日生まれのアメリカ合衆国カリフォルニア州エルクグローブ出身のプロ野球選手で、主に外野手として活躍しています。彼は左投げの両打ち選手で、現在はメジャーリーグベースボール（MLB）のタンパベイ・レイズに所属しています。

経歴

プロ入りとカージナルス時代

2016年、カールソンはMLBドラフトの1巡目追補で全体33位でセントルイス・カージナルスから指名され、プロ入りを果たしました。入団当初はカリフォルニア州立大学フラトン校への進学も視野に入れていましたが、契約を結んだ後、ルーキーリーグのガルフ・コーストリーグ・カージナルスでデビューしました。デビュー年の2016年には、50試合に出場して打率.251、3本塁打、22打点、4盗塁を記録しています。

その後の2017年にはA級ピオリア・チーフスで115試合に出場し、打率.240、7本塁打、42打点、6盗塁をマーク。2018年はA級ピオリアとA+級パームビーチ・カージナルスでプレーし、2球団合計で112試合に出場。打率.246、11本塁打、62打点、8盗塁を記録しました。オフにはアリゾナ・フォールリーグにも参加しました。

2019年はAA級スプリングフィールド・カージナルスとAAA級メンフィス・レッドバーズで126試合に出場し、打率.292、26本塁打、68打点、20盗塁という素晴らしい成績を残しました。この年、彼はオールスター・フューチャーズゲームにナショナルリーグ選抜として出場し、テキサスリーグのMVPに選ばれる快挙を達成しました。

2020年には、COVID-19の影響でマイナーリーグが開催されなかったものの、8月15日にメジャー契約を結び、メジャーデビューを果たしました。この年、カールソンは35試合に出場し、打率.200、3本塁打、16打点を記録しました。ポストシーズンでも出場し、印象を残しました。

2021年には149試合に出場し、打率.266、18本塁打、65打点の成績を収め、リーグの新人王投票では3位となりました。

レイズ時代

2024年7月30日、カールソンはショーン・アームストロングとのトレードでタンパベイ・レイズに移籍しました。以降、彼の新たな環境での活躍が期待されています。

選手としての特徴

カールソンは、5ツールプレイヤーとしてその名を知られており、特に打撃面での安定性とアプローチが光ります。マイナーリーグでの2019年までは11.6%の四球率を記録し、年齢に不相応な打席での対応力を見せていました。これにより、今後の成長がますます楽しみです。

表彰と記録

彼は2019年にテキサスリーグ最優秀選手賞を受賞しており、2021年にはトップス・オールスター・ルーキー・チームにも選出されています。両打ち選手としての存在感を示し続け、野球界での地位を確立しているカールソンの成長には目が離せません。

今後の彼のプレーや成績は、ファンだけでなくプロの目にも注目される存在となることでしょう。

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