ディヴィーナ (競走馬)

ディヴィーナ（Divina）

ディヴィーナは、日本で生まれた競走馬で、2018年2月24日生まれです。その名はスペイン語で「神がかっている」という意味を持ち、競走馬としての特別な存在感を示しています。ディヴィーナは、2023年に行われた府中牝馬ステークスでの勝利を含む数々の戦績を残しています。

戦績の始まり（3歳・4歳）

ディヴィーナの競走生活は、2021年5月22日の中京競馬場での3歳未勝利戦からスタートしました。このレースでは、見事な差し切り勝ちを収め、初勝利を飾りました。その後も2000mのレースを中心に出走し、2022年の3月19日には豊橋ステークスで勝利を収め、オープンクラスに昇格しました。初めての重賞レースとなるヴィクトリアマイルでは、11着に終わりましたが、続く関屋記念では再度の惨敗を経験することとなり、その年の秋は休養に入ることになりました。

再挑戦と飛躍（5歳）

2023年に入り、ディヴィーナは新たなスタートを切りました。1月21日の睦月ステークスで1番人気に支持されたものの、4着に終わりました。その後も京都牝馬ステークス、阪神牝馬ステークスでは二桁順位に終わりましたが、強い意志を持ち続け、再び挑戦することになります。特にヴィクトリアマイルでは、過去の成績からの期待が低く、15番人気という評価でした。しかし、ディヴィーナは上がり最速の脚を見せ、見事に4着に食い込む健闘を見せました。続く中京記念でも先行勢を追い込むも、惜しくも2着に終わります。

さらに、8月の関屋記念でも2着と好成績を収め、牝馬同士の競り合いで存在感を発揮しました。そして10月14日の府中牝馬ステークスでは、スタート直後からリードを取り、最後は強力なライバルであるルージュエヴァイユとの激しい争いを制し、念願の重賞初優勝を手にしました。

引退後の進路（6歳）

その後、ディヴィーナは11月12日のエリザベス女王杯に出走し、7着という結果に終わりましたが、その後の香港マイルには期待されて出走しましたが、11着と無念の敗北を喫します。引退レースとなる高松宮記念では、後方からのレース展開ながら伸びきれずに11着に終わりました。2024年3月28日にはJRAの競走馬登録を抹消され、その後はノーザンファームにて繁殖牝馬としての生活が始まる予定です。

血統と背景

ディヴィーナの血統は非常に豊かで、半兄ブラヴァスは2020年新潟記念の勝ち馬であり、叔父にあたるシュヴァルグランは2017年ジャパンカップ馬です。また、彼女の母ヴィルシーナの全妹であるヴィブロスも秋華賞・ドバイターフを制した名馬です。このように、ディヴィーナはただの競走馬にとどまらない、名牝の血を引く貴重な存在といえます。

ディヴィーナは、その競走成績や血統背景から、多くの競馬ファンの期待を背負って引退後も注目されることでしょう。

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