デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム（DAC）とは

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社（D.A.Consortium Inc.）は、かつて東京都渋谷区に本社を置いていたインターネット広告代理店です。インターネット関連事業とインベストメント事業を主な業務としていました。博報堂DYグループの一員であり、アイレップとの経営統合によりD.A.コンソーシアムホールディングスを設立しましたが、2024年4月にHakuhodo DY ONEの発足に伴い、アイレップなどと統合されました。

沿革

DACは、1996年12月に博報堂、アサツー ディ・ケイ（現ADKホールディングス）、読売広告社、アイアンドエス・ビービーディオー（現I&S BBDO）、デジタルガレージ、徳間書店の共同出資により設立されました。以下に、その後の主な沿革をまとめます。

1998年1月：本店を東京都渋谷区恵比寿西に移転。
1998年3月：資本金を1億8,000万円に増資し、大広および日本経済社が株主に。
1999年12月：本店を東京都渋谷区東に移転。
2000年11月：資本金を22億3,375万円に増資。
2000年12月：大阪市に関西支社を開設。
2001年7月：大阪証券取引所ナスダック・ジャパン（後の東証ジャスダック）に上場。
2001年10月：米国ニューヨークにニューヨーク事務所を開設。
2003年12月：関連会社のアド・マーケットプレイスをスパイスボックスに改組。
2004年7月：エルゴ・ブレインズの株式を取得し、関連会社化。
2004年11月：デジタルブティック（現ベビカム）へ出資し、関連会社化。
2004年12月：連結子会社としてアド・プロを設立。
2005年3月：本社を東京都渋谷区恵比寿四丁目（現所在地）に移転。
2005年10月：共同出資により、中国北京市に北京迪愛慈商務諮詢有限公司（現北京迪愛慈広告有限公司。連結子会社）を設立。
2006年3月：エルゴ・ブレインズ及びインタースパイアを連結子会社化。
2006年3月：共同出資により、アイメディアドライブ（連結子会社）を設立。
2007年1月：福岡市に九州支社を開設。
2008年2月：主要テレビ局を中心に第三者割当を実施。
2008年6月：名古屋市に中部支社を開設。
2009年2月：博報堂を引受先とする第三者割当増資を実施し、同社の子会社となる。また、博報堂DYホールディングスの連結子会社となる。
2009年5月：エルゴ・ブレインズとインタースパイアが合併し、スパイア設立。
2009年11月：米Kaltura Inc.と業務提携。
2010年7月：メンバーズとの資本業務提携。
2010年12月：アイレップに対するTOBを実施し、同社を連結子会社化。
2011年2月：連結子会社としてプラットフォーム・ワンを設立。
2011年3月：連結子会社のプラットフォーム・ワンが、露IponWeb社との合弁会社としてIponWeb Japanを設立。
2011年12月：トーチライトの株式取得、子会社化。
2012年3月：ngi groupに対するTOBを実施し、同社を連結子会社化。
2012年4月：クリエイターズマッチとの業務提携。
2012年5月：シンガポールに現地法人としてDAC ASIA PTE. LTD.（DACアジア）を設立。
2012年6月：Innity Corporation Berhad（マレーシア）と資本業務提携。
2012年7月：米CrispMedia, Inc.と業務提携。連結子会社のDACアジアが、Innity社との合弁会社としてI-DAC PTE. LTD.を設立。
2012年12月：モーションビート（旧ngi group）とスパイアが合併し、ユナイテッド設立。
2013年2月：米TubeMogul Inc.および同社の日本法人であるチューブモーグルと業務提携。
2013年4月：1株につき100株の株式分割、単元株式数を100株とする単元株制度を採用。
2014年1月：アドイノベーションとの資本業務提携。
2014年9月：連結子会社のアイレップが東証二部に市場変更。
2014年11月：livepassとの資本業務提携。
2016年9月28日：ジャスダック上場廃止。
2016年10月3日：アイレップとの共同株式移転により、D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社設立。同社が東京証券取引所第二部に上場。
2017年2月：DAC Tech Vietnam JOINT STOCK COMPANY（ベトナム）を連結子会社化。
2017年3月：エヴィクサーと資本業務提携。
2018年2月：エブリセンスジャパンと資本業務提携。
2018年3月：リボルバーと資本業務提携。
2018年12月：レポハピと資本提携。
2019年2月：新潟オフィスを開設。
2019年4月：博報堂DYデジタルを吸収合併。
2019年7月：中国iClick Interactive Asiaと戦略パートナーシップを締結。
2019年8月：韓国eMFORCE Inc.を連結子会社化。
2019年11月：株式会社モデューロを吸収合併。
2020年6月：福岡テクノロジーラボを開設。
2024年4月1日：アイレップとの統合により、Hakuhodo DY ONE発足。

出版物

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムは、以下の書籍を出版しています。

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム編著『改訂2版 ネット広告ハンドブック』、2016年5月28日、日本能率協会マネジメントセンター
* 徳久昭彦監修『生き残るための広告技術』、（原作：Rob Graham（ロブ・グラハム）、訳：DAC広告技術研究室）、2009年10月5日、翔泳社

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