デニムアンドルビー

デニムアンドルビー（Denim and Ruby）

デニムアンドルビーは日本における競走馬で、特に2013年にフローラステークスとローズステークスでの勝利が際立っています。彼女の馬名は、活発でお洒落な女の子をイメージしたもので、そのスタイルと気品が多くの支持を集めました。

経歴

3歳シーズン（2013年）

デニムアンドルビーは、デビューが遅れたものの、初戦の京都での芝1600m戦では1番人気に支持されました。レースは直線で伸びを見せましたが、残念ながら2着でした。続いて挑んだ阪神の未勝利戦でも強気のレースを展開したものの、再び2着に終わってしまいました。しかし、同年3月には阪神の未勝利戦で見事に初勝利を挙げることに成功。

続くフローラステークスでは、後方からの追い込みが功を奏し、1番人気の期待に応え、重賞初勝利を飾ります。その勢いに乗って向かうオークスでは、スタートで出遅れてしまい、後方からの競馬となったものの、直線では良く伸びて3着に食い込みました。オークスの前には凱旋門賞への登録もしていましたが、秋は国内のレースに専念しました。

夏季の間は休養を挟み、ローズステークスでは再び出遅れたものの、最後の追撃で勝利を収めて重賞2勝目を達成します。一方、秋華賞ではまたもや出遅れ、4着と惜しい結果に終わりました。その後、エリザベス女王杯ではまずまずのスタートを切ったものの、直線で伸びを欠いて5着となりました。

続いて迎えたジャパンカップでは牝馬限定戦にもかかわらず7番人気に留まりましたが、直線での追い込みでジェンティルドンナにハナ差迫り、2着に食い込みました。

4歳シーズン以降（2014年〜）

デニムアンドルビーは古馬になってからも活躍し、2015年の宝塚記念ではラブリーデイに続く形で2着に入りましたが、同年9月に右前脚の屈腱炎を発症し長期休養に入ることとなります。約1年半の休養を経て、2016年12月に金鯱賞で復帰を果たし8着に終わりました。その後も走り続けましたが、勝ち星は得られず、2018年に競走馬登録を抹消し、その後はノーザンファームで繁殖牝馬としての道を歩むことが発表されています。

繁殖成績

2024年2月18日現在、デニムアンドルビーは血統の面でも注目されています。全弟にはすみれステークスを制したキタノコマンドールが存在しており、母方の血統にはエリザベス女王杯馬トゥザヴィクトリー、およびその産駒たちが名を連ねており、豊かな血脈を誇っています。

最後に

デニムアンドルビーは、その華やかな経歴と血統を背景に、競馬界での存在感を示してきました。今後の繁殖としての活躍にも期待が寄せられています。彼女の名が刻まれた歴史と共に、今後も多くのファンに愛され続けることでしょう。

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