デビッド・フリース

デビッド・リチャード・フリース

デビッド・リチャード・フリース（David Richard Freese）は、1983年4月28日にアメリカ合衆国テキサス州コーパスクリスティで誕生した元プロ野球選手で、三塁手として活躍しました。彼は右投右打であり、愛称は「デーブヒューマン」と呼ばれています。

経歴

プロ入りとパドレス傘下時代

フリースは、2006年のMLBドラフトでサンディエゴ・パドレスから9巡目（全体273位）で指名されプロ入りを果たしました。彼はすぐにサン・ベルト・カンファレンスの最優秀選手に選ばれるなど、その才能を証明しました。

カージナルス時代

2007年12月15日、フリースはジム・エドモンズとのトレードでセントルイス・カージナルスに移籍します。2009年にはトロイ・グロースの故障によりメジャーデビューを果たしましたが、初年度は打率.158という厳しい成績でした。その後、マイナーリーグでの調整期間を経て、9月には再びメジャーに昇格。17試合で打率.300を記録しました。
2011年には三塁手的徳の役割を担い、ワールドシリーズでは驚異的な活躍を見せました。特に、第6戦では同点タイムリー3塁打、第11戦ではサヨナラ本塁打を打ち、7試合で7打点を挙げてMVPに選ばれる快挙を達成しました。この年、ポストシーズンでは新記録となる21打点を記録しました。
2012年にも成績を維持し、オールスターゲームの最終候補に選出され、名実ともに貴重な選手としての地位を確立しました。然而、2013年には打率が.262に低下し、得点圏での成績も振るわない状態に戻りました。それでも、彼の存在感は依然として重要でした。

エンゼルス時代

2013年11月、フリースはロサンゼルス・エンゼルスにトレードで移籍します。初年度は正三塁手として起用されましたが、打率は自己最低の.260を記録しました。その後の2015年には121試合に出場し、自己最多の27二[[塁打]]、14本塁打を打つものの、打率は再び低下しました。

パイレーツ時代

2016年、フリースはピッツバーグ・パイレーツと契約し、141試合に出場。打率.270、13本塁打、55打点を記録し、安定した成績を残しました。

ドジャース時代

2018年8月、フリースはロサンゼルス・ドジャースにトレードされ、チャンスをもらいましたが、主に代打としての出場となりました。

現役引退後

2019年10月12日、フリースは現役引退を発表しました。2023年には、自身が殿堂入りに値しないと謙遜しながらも、古巣カージナルスの殿堂入りの決定を固辞したことは、彼の人柄を表しています。

主な業績

• - ワールドシリーズMVP：1回（2011年）
• - リーグチャンピオンシップシリーズMVP：1回（2011年）
• - MLBオールスターゲーム選出：1回（2012年）

フリースは多くの記録と成績を残し、プロ野球界での名選手として記憶されているでしょう。

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