デビッド・ランドクィスト

デビッド・ブルース・ランドクィスト：日米球界を渡り歩いた右腕

デビッド・ブルース・ランドクィスト（David Bruce Lundquist, 1973年6月4日 - ）は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ビバリー出身の元プロ野球選手（投手）であり、現在は野球指導者として活動しています。右投右打。

NPB（日本プロ野球）所属時の登録名は「デーブ・ランドクィスト」でした。

現役時代

1993年のMLBドラフト5巡目（全体145位）でシカゴ・ホワイトソックスから指名を受け、プロとしてのキャリアをスタートさせました。1999年4月6日にはメジャーリーグデビューを果たしています。

2000年にはカンザスシティ・ロイヤルズと契約しましたが、シーズン開幕前の3月29日に解雇。同年はアメリカ独立リーグであるアトランティックリーグのアバディーン・アーセナルでプレーしました。

2001年にはサンディエゴ・パドレスと契約し、メジャーリーグへの復帰を果たします。

2003年には広島東洋カープに入団し、日本球界に挑戦。メジャーリーグではケン・グリフィー・ジュニアから三振を奪ったこともある実力を持つ右腕でしたが、日本では期待されたほどの成績を残せず、1シーズン限りでチームを退団し、帰国しました。

2004年にはピッツバーグ・パイレーツと契約しましたが、メジャーリーグへの復帰は叶わず、同年限りで現役を引退しました。

引退後

引退後は、フィラデルフィア・フィリーズ傘下のマイナーリーグでコーチとしてのキャリアをスタートさせました。2018年にはAAA級のリーハイバレー・アイアンピッグスで投手コーチを務め、選手の育成に尽力。

2019年シーズンからはフィリーズの投手コーチ補佐に就任し、メジャーリーグのコーチングスタッフ入りを果たしました。2023年まで務め（2019年から2年間は投手コーチ補佐、2021年から3年間はブルペンコーチを担当）、チームの投手陣を支えました。

投球スタイル

ランドクィストは、最速150km/hを超えるストレートに加え、カッター、チェンジアップなどの変化球を織り交ぜる投球スタイルが特徴でした。

NPBでの記録

初登板：2003年3月30日、対ヤクルトスワローズ3回戦（明治神宮野球場）、6回裏に2番手で救援登板、1/3回5失点
初奪三振：2003年7月10日、対阪神タイガース14回戦（広島市民球場）、7回表に片岡篤史から空振り三振

背番号

49（1999年、2001年、2003年）
47（2002年）
57（2019年）
94（2020年 - 2023年）

まとめ

デビッド・ランドクィストは、メジャーリーグとNPBでプレーし、引退後はコーチとして活躍した野球人です。その経験と知識を活かし、次世代の育成に貢献しています。

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