デブリン・ホッジス

デブリン・ホッジス：異色の経歴を持つ元NFLクォーターバック

デブリン・ホッジス（Devlin Hodges、1996年4月12日 - ）は、アラバマ州キンバリー出身の元アメリカンフットボールおよびカナディアンフットボールの選手です。ポジションはクォーターバック（QB）。

大学時代：輝かしい実績

ホッジスはサンフォード大学で4年間先発QBを務め、サザン・カンファレンスの最優秀攻撃選手に3度選出されるなど、目覚ましい活躍を見せました。2018年には、その年の優れた選手に贈られるウォルター・ペイトン賞を受賞。NCAAのFCS（Football Championship Subdivision、旧ディビジョンI-AA）におけるパス記録を塗り替える14,584ヤードを獲得し、アルコーン州立大学のスティーブ・マクネアが1994年に打ち立てた記録を更新しました。

NFLでの挑戦：ピッツバーグ・スティーラーズ

2019年、ホッジスはドラフト外フリーエージェントとしてピッツバーグ・スティーラーズと契約。プレシーズンでは2試合に出場しましたが、シーズン開幕前に解雇。その後、プラクティス・スクワッド契約を経て、エースQBベン・ロスリスバーガーの負傷によりアクティブロースター入りを果たしました。

10月6日のボルチモア・レイブンズ戦で、メイソン・ルドルフの負傷交代でNFLデビュー。10月13日のロサンゼルス・チャージャーズ戦で初先発し、チームを勝利に導きました。11月24日のシンシナティ・ベンガルズ戦では、ルドルフに代わって出場し、逆転勝利に貢献。翌週のクリーブランド・ブラウンズ戦でも先発QBとして勝利を収めました。しかし、バッファロー・ビルズ戦では自身ワーストとなる4インターセプトを喫し、チームは敗北。

2020年9月、スティーラーズから解雇されましたが、翌日プラクティススクワッド契約を結びました。契約はシーズン終了後の2021年1月18日に満了。

NFL退団後：CFLへ

2021年1月、ホッジスはロサンゼルス・ラムズと契約しましたが、間もなく解雇。同年9月には、カナディアン・フットボール・リーグ（CFL）のオタワ・レッドブラックスと3年契約を結びました。11月6日のトロント・アルゴノーツ戦で先発出場を果たしましたが、チームは敗北。シーズン終了までに4試合に出場し、2022年4月22日に現役引退を発表しました。

デブリン・ホッジスは、その異色の経歴と、どんな状況でも諦めずに挑戦する姿勢で、多くのファンに愛された選手でした。

もう一度検索