デボン・ムーア

デボン・ムーア (Devon Moore)

デボン・ムーアは、アメリカのプロレスラーであり、本名はチャールズ・レナー（Charles Renner）。彼はペンシルバニア州フィラデルフィアで生まれ、プロレスの道を歩み始めました。ムーアは特にデスマッチスタイルの試合において突出した才能を発揮し、数多くの大会でその存在感を示しています。

来歴

彼のキャリアは2006年6月に始まります。IWAミッドサウスの『デスマッチの祭典』でキング・オブ・ザ・デスマッチ選手権（KOTDM）に初めて出場したものの、最初の試合はディスファンクションに敗北しました。しかし、その後2年後に再び同大会に参戦し、新たなパートナーイアン・ロッテンと組んで1回戦を突破。続く2回戦ではロッテンを下し、蛍光灯を用いた3回戦のバトルロイヤルでも勝利を収め、見事に決勝戦へと進出しました。

決勝戦ではダニー・ハボックとの対戦が組まれ、有刺鉄線ロープのリングおよび200本の蛍光灯を併用したデスマッチが行われました。その戦いに勝利し、同大会の優勝者となると同時に、IWAミッドサウスデスマッチ王座を獲得することに成功しました。このため、2008年はムーアにとって特に重要な年となりました。

その年、ムーアはジョシュ・アバクロンビーとミッキー・ナックルズとチームを組み、IWAミッドサウスのタッグ王座を手にしました。また、ハリウッド映画『レスラー』にも端役として出演し、プロレス以外でも活動の幅を広げました。

さらに、彼は同年にコンバット・ゾーン・レスリング（CZW）にも参戦し、トーナメント・オブ・デス選手権（TOD）に出場。ニック・ゲージとドレイク・ヤンガーのチームとの1回戦で敗れる結果となりましたが、経験を蓄えていきました。

2009年にはKOTDMに3度目の出場を果たし、有刺鉄線テーブルや梯子などを使ったデスマッチで戦いましたが、再び敗北。しかし、翌バトルロイヤル戦ではニック・ゲージと組み、見事に勝利を勝ち取り、再度IWAミッドサウスタッグ王座を獲得しました。3ヵ月後には再びTODに参加し、グレッグ・エクセレントに敗退。しかし、CZWでのベスト・オブ・ザ・ベスト選手権にも初出場し、ピンキー・サンチェスを下した後、3対3のバトルロイヤルで敗北しました。また、IWAイーストコーストのデスマッチ選手権「マスターズ・オブ・ペイン」にも参加しましたが、日本からの代表選手、宮本裕向に一回戦で敗北してしまいました。

得意技

デボン・ムーアの得意技には多彩なバリエーションがあります。

• - シューティングスタープレス
• - ムーア・ザン・ジャスト・アン・エルボー
• - ローリングエルボー
• - ランニングエルボー
• - STO
• - ヤクザキック
• - ブロックバスター

獲得タイトル

ムーアは数多くのタイトルを獲得しています。特にCZWにおいては、世界ヘビー級王座やタッグ王座を何度も獲得しており、以下のような記録があります。

• - CZW世界ヘビー級王座: 1回
• - CZW世界タッグ王座: 2回 (ダニー・ハボックとともに)
• - wXw世界タッグ王座: 1回 (ドリュー・ブラッドとともに)
• - wXwエリートタッグ王座: 1回 (サビアンとともに)
• - wXw世界クルーザー級王座: 1回

さらに、アメリカのインディー団体を中心に多くのタイトルを手に入れており、そのキャリアは多岐にわたります。デボン・ムーアは、今後の活躍にも注目が集まる選手です。

もう一度検索