ドレイク・ヤンガー

ドレイク・ヤンガー：ハードコアレスラーからレフェリーへの転身

ドレイク・ヤンガー（Drake Younger）は、1984年生まれ、アメリカ合衆国インディアナ州インディアナポリス出身の元プロレスラーであり、現在はレフェリーとして活躍しています。本名はドレイク・ワーツ（Drake Wuertz）です。

ハードコアレスラーとしての経歴

ヤンガーは、そのキャリアの多くをハードコアレスラーとして過ごしました。IWAミッドサウスでイアン・ロッテンなどの元でトレーニングを積み、2003年にプロレスデビュー。その後、IWAミッドサウスとCZW（コンバット・ゾーン・レスリング）を主戦場に活動しました。

CZWでは、過激なデスマッチの祭典「トーナメント・オブ・デス」で優勝するなど、その名を轟かせました。wXw（ウエストサイド・エクストリーム・レスリング）といったドイツの団体にも参戦し、有刺鉄線やガラス、注射器などが飛び交うデスマッチを繰り広げました。

2008年には、CZWヘビー級王座を獲得。ダニー・ハボックなどの強豪を相手に防衛戦を行いました。

大日本プロレス参戦

ヤンガーはかねてから「日本へ行きたい。特に大日本プロレスへ行きたい」と語っており、2011年についに念願叶い、大日本プロレスの「一騎当千DEATH MATCH SURVIVOR」に参戦しました。その後も数回来日し、2012年にはBJW認定デスマッチヘビー級王座に挑戦するなど、日本のファンを熱狂させました。

WWEでのレフェリーとしての活動

2013年、ヤンガーはWWEと契約し、傘下団体であるNXTで本名名義でレフェリーとして活動を始めました。しかし、2021年、新型コロナウイルス感染拡大防止のためのマスク着用義務化に反対する根拠のない主張や、ワクチン接種を批判したなどとして、WWEから懲戒解雇処分を受けました。

引退とレフェリーとしての復帰

2023年、ヤンガーはプロレスラーからの引退を表明。その後、CZWにレフェリーとして参加し、同年にはマッドマン・ポンドの大日本プロレス参戦に帯同するなど、プロレス界との関わりを続けています。

得意技

ドレイクランディング：変形パイルドライバー
ドレイクン・ベイク
デスバレードライバー
ブレーンバスター
フロッグスプラッシュ
STF
タイガードライバー

獲得タイトル

CZW世界ヘビー級王座：1回
CZW世界タッグ王座：1回（w / エディ・キングストン）
CZW世界ジュニアヘビー級王座：1回
CZWウルトラバイオレントアンダーグラウンド王座：2回
トーナメント・オブ・デス：2007年度優勝
* CZW殿堂

その他、アメリカのインディー団体を中心に多数のタイトルを獲得しています。

ドレイク・ヤンガーは、ハードコアレスラーとして名を馳せ、日本のデスマッチファンをも魅了した一方で、WWEでの解雇や引退など、波瀾万丈なキャリアを歩んできました。現在はレフェリーとしてプロレス界に貢献しており、今後の活躍が期待されます。

もう一度検索