デージオ

デージオについて

デージオ（伊: Desio）は、イタリアのロンバルディア州モンツァ・エ・ブリアンツァ県に位置する基礎自治体であり、約42,000人が暮らしています。この町は同県内でモンツァ、リッソーネ、セレーニョに次いで4番目に多い人口を誇ります。

地理的な位置

デージオはモンツァ・エ・ブリアンツァ県の西部に位置し、県都のモンツァから北西に約6km、州都ミラノから北へ約17km、そしてコモから南南東に約23kmの地点にあります。

隣接するコムーネ

デージオは北にセレーニョ、東にリッソーネ、南東にムッジョ、南にノーヴァ・ミラネーゼ、西にボヴィージオ＝マシャーゴ、北西にチェザーノ・マデルノと隣接しています。

気候と地震リスク

この地域はクライマットゾーンEに分類されており、地震リスクは低い zona 3 に該当します。これにより、比較的安定した住環境が提供されています。

歴史的背景

デージオは1277年にミラノの支配権を巡るデッラ・トッレ家とヴィスコンティ家の戦闘の舞台となり、その後1924年には勅令により都市としての地位が与えられました。町の歴史は古く、さまざまな歴史的事件がこの地で繰り広げられました。

行政区画

デージオにはSan Carlo、San Giorgio、San Giuseppe、San Vincenzoという4つの分離集落（フラツィオーネ）が存在し、それぞれ独自の特色を持っています。これらの地域は、行政の一部として統合され、地域住民にサービスを提供しています。

文化と観光

観光名所としては、18世紀に建設されたヴィッラ・クザーニ・ティットーニ・トラヴェルシや19世紀のトーレ・デイ・パラージなどがあります。これらの歴史的建造物は町の魅力を高めており、訪れる人々に豊かな文化体験を提供しています。

交通アクセス

デージオには鉄道駅があり、ミラノ＝キアッソ線に接続しています。この路線はミラノ近郊鉄道に統合されており、市内へのアクセスが良好です。かつてはミラノ市内と北部のカラーテ・ブリアンツァ及びジュッサーノを結ぶトラムラインも運行していましたが、残念ながら2011年に廃止されています。

著名な出身者

デージオからは多くの著名人が生まれています。20世紀前期のローマ教皇ピウス11世、カトリックの聖職者で「コムニオーネ・エ・リベラツィオーネ」の創設者であるルイジ・ジュッサーニ、自転車選手のルイジ・アリエンティ、サッカー選手のヴィト・マンノーネとルカ・カルディローラが代表的な人物です。

デージオは歴史的背景と現代の利便性を兼ね備えた町であり、訪れる価値がある場所と言えるでしょう。

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