トニー・フィオーレ

アンソニー・ジェームズ・フィオーレ（Anthony James "Tony" Fiore、1971年10月12日 - ）は、アメリカ合衆国イリノイ州出身の元プロ野球選手（投手）です。

プロ入りとMLBでの活躍

1992年のMLBドラフト28巡目(全体781位)でフィラデルフィア・フィリーズに入団し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。その後、1998年と1999年にはFA（フリーエージェント）となり、複数の球団を渡り歩きました。2000年にはタンパベイ・デビルレイズでメジャーデビューを果たし、その後もミネソタ・ツインズ、ヒューストン・アストロズ、ボルチモア・オリオールズ、デトロイト・タイガースといった球団でプレーしました。

2002年には、ミネソタ・ツインズで主に中継ぎとして48試合に登板するなど、MLBでの確かな実績を残しました。

台湾球界、イタリア代表としての活躍

2006年には、デトロイト・タイガースを解雇された後、独立リーグを経て台湾・中華職業棒球大聯盟（CPBL）のLa Newベアーズに移籍しました。同年のアジアシリーズでは、初戦で勝利投手となり、決勝でも救援登板するなど、チームの躍進に貢献しました。

また、同年にはワールド・ベースボール・クラシック（WBC）にイタリア代表として出場しました。イタリア系アメリカ人としてのルーツを持つフィオーレは、国際舞台でもその実力を発揮しました。

2007年には、イタリアのセリエAでプレーした後、再びLa Newベアーズに復帰しましたが、成績が振るわず退団しました。

プレースタイル

フィオーレは、ストレートに加え、ツーシーム、スライダー、カットボール、パームボールなど多彩な球種を操る投手でした。これらの球種を組み合わせ、打者を打ち取る投球術が持ち味でした。

詳細情報

年度別投手成績：(2010年度シーズン終了時)
背番号：36 （2000年 - 2001年途中）、52 （2001年途中 - 2003年）、25 （2006年）、20 （2007年）

MLBでの経験に加え、台湾球界やイタリア代表としての国際的な経験も持つアンソニー・フィオーレは、そのキャリアを通じて様々な舞台で活躍しました。

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