トニー・ペーニャ・ジュニア

トニー・フランシスコ・ペーニャ・ジュニア（Tony Francisco Pena, Jr.、1981年3月23日 - ）は、ドミニカ共和国サンティアゴ州出身の元プロ野球選手であり、現在は野球指導者として活躍しています。右投右打で、現役時代は遊撃手と投手の両方を経験しました。

経歴

1999年、アマチュア・フリーエージェントとしてアトランタ・ブレーブスと契約し、遊撃手としてプロのキャリアをスタートさせました。メジャーデビューは2006年4月13日。

2007年2月20日、エリック・コーディエとのトレードでカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍。移籍後すぐに遊撃手のレギュラーを獲得し、打率.267、2本塁打、47打点を記録しました。

2008年7月21日には、投手としてメジャー初登板を果たし、新たな可能性を示しました。

2009年からは正式に投手に転向しましたが、同年7月16日にDFAとなり、レギュラーシーズン終了後の10月12日にFAとなりました。その後、11月30日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を締結。

2010年11月6日にFAとなると、2011年1月6日にはボストン・レッドソックスとマイナー契約を結びました。

2012年11月3日に再びFAとなり、2013年1月7日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を締結。

2014年にはメキシカンリーグのラグナ・カウボーイズに所属し、プレーの場を広げました。

2015年もカウボーイズでプレーし、オフにはドミニカ共和国のウィンターリーグであるリーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・デ・ラ・レプブリカ・ドミニカーナに参加し、アギラス・シバエーニャスに所属しました。

2016年もカウボーイズと契約。28試合に登板し、防御率1.38という好成績を記録しましたが、6月16日に自由契約となりました。

2017年はタバスコ・キャトルメンでプレーし、この年が現役最後のシーズンとなりました。

引退後

引退後は指導者としての道を歩み始め、2018年から2年間、ロイヤルズ傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ロイヤルズの監督を務めました。

2021年には、ロイヤルズのコーチとしてチームを支えました。

家族

父は1980年代から1990年代にかけて活躍し、ゴールドグラブ賞を4回受賞した名捕手であり、ロイヤルズの監督も務めたトニー・ペーニャ。実弟のフランシスコ・ペーニャもメジャーリーガー（捕手）として活躍しています。さらに、叔父（父トニーの弟）のラモン・ペーニャもメジャーリーガー（投手）でした。

このように、トニー・ペーニャ・ジュニアは、野球一家に生まれ育ち、自身もプロ野球選手として活躍。引退後は指導者として、次世代の育成に力を注いでいます。

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