トラビス・スワガティ

トラビス・ウェイド・スワガティ・ジュニア（Travis Wade Swaggerty Jr.、1997年8月19日 - ）は、アメリカ合衆国ルイジアナ州コビントン出身のプロ野球選手です。ポジションは外野手で、左投左打。現在は北米独立リーグ、アメリカン・アソシエーションのカンザスシティ・モナークスに所属しています。

経歴

南アラバマ大学在籍時の2017年には、アメリカ合衆国大学代表として第41回日米大学野球選手権大会に出場しました。

2018年のMLBドラフトで、ピッツバーグ・パイレーツから1巡目（全体10位）で指名を受け、契約金440万ドルで入団。プロ入り後は、A-級ウェストバージニア・ブラックベアーズとA級ウェストバージニア・パワーでプレーしました。2019年はA+級ブレイデントン・マローダーズでプレーし、121試合に出場して打率.265、9本塁打、40打点、23盗塁を記録しました。

2020年は、新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグのシーズンが中止となり、公式戦での出場はありませんでした。2021年はAAA級インディアナポリス・インディアンズで開幕を迎えましたが、5月に右肩を脱臼し手術。オフにメジャー契約を結び、40人枠入りを果たしました。

2022年もAAA級インディアナポリスで開幕を迎え、6月4日にメジャー初昇格。6月7日のデトロイト・タイガース戦でメジャーデビューを果たしましたが、5試合の出場で打率.111という成績に終わりました。2023年もAAA級で開幕を迎えましたが、片頭痛や目まいの影響で成績が振るわず、7月に自由契約となりました。

その後、シカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結びましたが、メジャー昇格は叶わず、2023年オフに自由契約。2023年12月にはロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングにも参加しましたが、開幕前に自由契約となりました。2024年4月30日にアメリカン・アソシエーションのカンザスシティ・モナークスと契約し、独立リーグでの再起を図っています。

プレースタイル

選球眼、俊足、好守を備えた左打ちの外野手として、ブレット・ガードナーと比較されることがあります。

年度別打撃成績



※2022年度シーズン終了時

代表歴

第41回日米大学野球選手権大会 アメリカ合衆国代表（2017年）

背番号

50（2022年）

スワガティは、恵まれた身体能力と高い野球センスを持つ選手として、メジャーリーグでの活躍が期待されていました。しかし、度重なる怪我や体調不良に苦しみ、そのポテンシャルを十分に発揮することができていません。独立リーグでのプレーを通して、再びメジャーリーグの舞台に返り咲くことができるのか、今後の活躍から目が離せません。

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