トラビス・ブラックリー

トラビス・ジャレッド・ブラックリー

トラビス・ジャレッド・ブラックリー（Travis Jarred Blackley、1982年11月4日 - ）は、オーストラリア・ビクトリア州メルボルン出身の元プロ野球選手。左投左打の投手として、メジャーリーグベースボール（MLB）、韓国プロ野球（KBO）、日本プロ野球（NPB）など、世界各国のリーグで活躍した。

経歴

マリナーズ時代 (2000-2006)

2000年、シアトル・マリナーズと契約しプロ入り。マイナーリーグで着実に成長を遂げ、2003年にはAA級でリーグ最多の17勝を挙げ、テキサスリーグのオールスターにも選出されるなど、将来を嘱望された。

2004年7月1日にメジャーデビューを果たす。デビュー戦では勝利を飾ったものの、その後は安定せず、AAA級への降格も経験。2005年は左肩の故障でシーズンを棒に振った。

2006年はAA級、AAA級でプレーしたが、メジャーへの昇格は叶わなかった。

ジャイアンツ時代 (2007)

2007年、サンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍。AAA級で好成績を残し、9月にメジャー昇格。1試合に先発したが、シーズンオフに40人枠を外れた。IBAFワールドカップではオーストラリア代表として好投を見せた。

その後 (2008-2011)

2007年オフにフィラデルフィア・フィリーズへ移籍後、アリゾナ・ダイヤモンドバックス、ニューヨーク・メッツ、オークランド・アスレチックスと渡り歩いたが、メジャーへの復帰はならず。メキシカンリーグを経て、2011年には韓国プロ野球の起亜タイガースでプレーした。

MLB復帰とその後 (2012-2013)

2012年、サンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに参加。5月にはメジャー契約を勝ち取ったが、すぐに戦力外となる。

その後、オークランド・アスレチックスへ移籍し、先発ローテーションの一角として活躍。2013年にはヒューストン・アストロズ、テキサス・レンジャーズと移籍を繰り返した。

楽天時代 (2014)

2013年オフ、東北楽天ゴールデンイーグルスと契約。2014年5月に来日初登板を果たし、初勝利を挙げた。しかし、同年限りで自由契約となった。

その後 (2015-2021)

2015年以降は、再びMLB復帰を目指し、サンフランシスコ・ジャイアンツ、マイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだ。その後はメキシカンリーグや独立リーグでプレーし、2021年に現役引退を発表した。

国際舞台では、WBCやプレミア12など、数々の国際大会でオーストラリア代表として活躍した。

選手としての特徴

打たせて取る投球スタイルが特徴で、ツーシーム、チェンジアップ、スライダー、カットボールなど多彩な球種を操る。

人物

妻と息子がおり、オフは家族とアリゾナ州フェニックスで過ごす。

詳細情報

年度別[投手]]成績 (NPB): [NPB.jp

代表歴

2007 IBAFワールドカップ オーストラリア代表
日豪親善 野球日本代表最終強化試合 オーストラリア代表
2009 ワールド・ベースボール・クラシック・オーストラリア代表
2017 ワールド・ベースボール・クラシック・オーストラリア代表
2019 WBSCプレミア12オーストラリア代表

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