トリストン・カサス

トリストン・カサス：レッドソックス期待の若手スラッガー

トリストン・カサス（Triston Casas）は、2000年1月15日生まれ、アメリカ合衆国フロリダ州出身のプロ野球選手です。右投左打で、主に一塁手、場合によっては三塁手も守ります。現在はMLBのボストン・レッドソックスに所属し、将来を嘱望される若手選手として注目を集めています。

プロ入り前

カサスは高校時代から才能を発揮し、2017年のWBSC U-18ワールドカップでは、3本塁打、13打点という素晴らしい成績を記録。大会MVPに輝き、その名を世界に知らしめました。

プロ入り後

2018年のMLBドラフトで、ボストン・レッドソックスから1巡目（全体26位）という高い評価を受け指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。プロ入り後は、ルーキーリーグでのプレーを経て、着実にステップアップ。

2019年には、A級グリーンビル・ドライブとA+級セイラム・レッドソックスでプレーし、2球団合計で120試合に出場。打率.256、20本塁打、81打点、3盗塁を記録し、長打力と打撃センスをアピールしました。

オリンピックでの活躍

2021年には、東京オリンピック野球アメリカ大陸予選のアメリカ合衆国代表メンバーに選出され、その後、東京オリンピックの本大会代表にも選ばれました。オリンピックでは、ノックアウトステージの日本戦で青柳晃洋投手から3点本塁打を放つなど、3本塁打、大会トップの8打点を記録。アメリカ代表の銀メダル獲得に大きく貢献し、大会ベストナインにも選出されるなど、その実力を世界に示すこととなりました。

メジャーデビュー

2022年9月4日、カサスはボストン・レッドソックスとメジャー契約を結び、同日に念願のメジャーデビューを果たしました。MLBでのキャリアをスタートさせたカサスは、持ち前の長打力と選球眼でチームに貢献することが期待されています。

ルーキー・オブ・ザ・マンス受賞

2023年7月には、21試合に出場し、打率.349、7本塁打を記録するなど、目覚ましい活躍を見せました。この活躍が評価され、8月2日に自身初となるルーキー・オブ・ザ・マンスを受賞。MLBでの存在感を高めています。

プレースタイル

カサスの最大の魅力は、その圧倒的なパワーです。恵まれた体格から放たれる打球は、非常に強い打球速度を誇ります。また、高校時代には三塁手と投手を兼任していたこともあり、肩の強さも持ち合わせています。

将来のレッドソックスを担うスラッガーとして、カサスの今後の活躍から目が離せません。

主な表彰

WBSC U-18ワールドカップ MVP（2017年）
オリンピック ベストナイン（一塁手：2021年）
ルーキー・オブ・ザ・マンス（2023年7月）

背番号

36（2022年 - ）

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