トレイ・マクブライド

トレイ・マクブライド（Trey McBride）は、1999年11月22日生まれ、コロラド州グリーリー出身のアメリカンフットボール選手です。NFLのアリゾナ・カージナルスでタイトエンドとして活躍しています。

大学時代

マクブライドはコロラド州立大学に進学し、1年目の2018年シーズンからその才能を発揮しました。7回のレシーブで89ヤードを獲得し、1つのタッチダウンを記録。学業面でも優秀で、アカデミック・オールマウンテン・ウェスト、アカデミック・オールコロラドのファーストチームに選ばれるなど、文武両道ぶりを示しました。

2019年シーズンには、さらに成長。45回のレシーブで560ヤードを獲得し、4つのタッチダウンを記録しました。オールマウンテン・ウェスト・カンファレンスのファーストチームにも選出され、その実力を証明しました。特に、11月29日のボイシ州立大学戦では101レシーブ獲得ヤードを記録し、注目を集めました。

2020年シーズンは、新型コロナウイルスの影響で試合数が大幅に сокращения されましたが、全4試合に出場。22回のレシーブで330ヤードを獲得し、4つのタッチダウンを記録しました。オールマウンテンウェストセカンドチーム、プロフットボール・フォーカスのオールアメリカン栄誉言及チームに選ばれるなど、高い評価を得ました。

2021年シーズンは、マクブライドにとって飛躍の年となりました。サウスダコタ州立大学との開幕戦で13回のレシーブ、116ヤードを獲得し、プロフットボール・フォーカスの週間最優秀チームに選出されました。第3週にも9回のレシーブ、109ヤードを獲得し、シニアボウルの週間最優秀攻撃選手に選ばれるなど、その勢いは止まりませんでした。10月16日のニューメキシコ大学戦では7回のレシーブで135ヤードを獲得。11月6日のワイオミング大学戦では9回のレシーブで98ヤードを獲得し、コロラド州立大学のタイトエンドによる通算レシーブ獲得ヤード記録を更新しました。

シーズン全体では、90回のレシーブで1,121ヤードを獲得し、1つのタッチダウンを記録。カレッジで最も優れたタイトエンドに贈られるジョン・マッキー賞を受賞し、オールアメリカンファーストチームにも選出されました。大学通算では、157回のレシーブで2,011ヤードを獲得しました。

NFLキャリア

2022年のNFLドラフトで、マクブライドは全体55位でアリゾナ・カージナルスから指名を受け、プロの道へ進みました。ルーキー契約を結び、NFLでのキャリアをスタートさせました。

2022年シーズンは、ラスベガス・レイダースとの最終戦でキャリア初となるタッチダウンを記録しました。シーズン全体では29回のレシーブで265ヤードを獲得し、1つのタッチダウンを記録しました。

2023年シーズン、第10週のアトランタ・ファルコンズ戦で131レシーブ獲得ヤードを記録。これは、カージナルスのタイトエンドとしては1989年以来となる1試合100ヤード超えの記録でした。

2024年シーズンには、16試合に先発出場し、111レシーブ、1,146レシーブ獲得ヤード、2つのレシービングTDを記録。自身初のプロボウルに選出され、名実ともにNFLを代表するタイトエンドへと成長しました。

家族

マクブライドは、同性婚の家庭で育ちました。2人の母親を持ち、2人の兄（双子）と1人の妹がいます。多様な家族構成の中で育った彼の人間性は、多くの人々に感銘を与えています。

トレイ・マクブライドは、大学時代からプロ入り後まで、着実に成長を続けている選手です。今後の活躍にも期待が高まっています。

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