ドスゴドス

ドスゴドスとティガゴドス：ゴドスの進化と発展

ドスゴドスは、リバース・センチュリーシリーズにおける新型ゾイドの第一弾として登場しました。その名の通り、旧型ゾイドであるゴドスの後継機であり、「dos」はスペイン語で「2」を意味し、2代目であることを示唆しています。この機体は、同シリーズにおいて主役機的な存在として位置づけられています。

キットの展開

ドスゴドスは、以下のキットとして発売されました。

HRZ-05 ドスゴドス: 2008年11月27日に発売。旧ゴドスの直立二足歩行スタイルから、前傾姿勢へと大きく変更され、より恐竜らしいシルエットになりました。武装は腹部ではなく、背部や両腕に装備されています。頭部には旧ゴドスにはなかった顎が追加されました。動力はゼンマイ歩行式ですが、関節部にはボールジョイントが使用されており、手動で自由なポージングが可能です。カラーリングは青系に変更されています。
HRZ-10 ティガゴドス: 2009年1月29日に発売。ボディや四肢はドスゴドスからの流用がほとんどですが、頭部と主な武装は新規設計となっています。動力モーターは、背部に据え付けられたボタン電池内蔵の電動モーターに変更されました。ドスゴドスと同様に、各関節はボールジョイント式で、手動でのポージングが可能です。パーツを換装することで、ドスゴドス（説明書内では「ドスゴドスTS」と呼称）としても組み立てられます。しかし、コクピットキャノピーに僅かな隙間があり、歩行時に振動でパイロットフィギュアがこぼれることがあるという欠点も抱えています。
ドスゴドスオールドカラーVer: 2009年1月にネットショップ『e-HOBBY』限定で発売。旧ゴドス（1984年版）に近いカラーリングが特徴です。

設定解説

ドスゴドスは、旧式化したゴドスの後継機として、アロザウラーと同時期に開発されたゾイドです。ZAC2056年に発生した惑星Zi大異変による磁気嵐発生後、その環境に適応できるよう改修を受けました。この改修により、ドスゴドスは異変発生後初の共和国新型ゾイドとなりました。

ゴドスから受け継いだ格闘能力はさらに強化されており、脚部のジェットスラスターで機体に加速を与え、繰り出すターボアクセレイションキックの威力は、ゴドスキックの2倍を誇ります。また、ホバリング移動も可能であり、キングゴジュラスに搭載されていた技術も導入し、重力波攻撃に対する耐性も獲得しています。

バリエーション

ドスゴドスには、いくつかのバリエーションが存在します。

ドスゴドスオールドカラーVer: 暗黒大陸の辺境地にあるシヒナザ基地に配備された唯一のドスゴドス。元ゴドスのパイロットであった整備兵ライマンドが、そのカラーリングを旧ゴドスの色に塗り替えた機体です。ガイロス帝国軍の襲撃の際に交戦しました。
マグネドス: 電撃ホビーマガジン2009年1月号に掲載された機体。マグネッサーホバーシステムの試験機で、脚部や尾部にホバーシステムやブースターが増設されています。
ティガゴドス: ガイロス帝国軍のヴァルガに対抗するために、ドスゴドスを改装した機体です。頭部のコクピットキャノピーは反荷電粒子装甲を採用し、防御力を向上させています。背部にはマグネーザーを装備し、ヴァルガに決定的な打撃を与えることが可能となりました。

ドスゴドスは、ゴドスの進化形として、様々なバリエーション展開を見せました。特に、ティガゴドスは対ヴァルガ用として開発され、その高い戦闘能力で共和国軍を支えました。これらの機体は、リバース・センチュリーシリーズにおいて重要な役割を果たしたと言えるでしょう。

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