ドバイマジェスティ

ドバイマジェスティ：華麗なる血統と輝かしい競走成績

ドバイマジェスティ（Dubai Majesty）は、2005年3月19日にアメリカで生まれた競走馬です。2010年のブリーダーズカップ・フィリー&メアスプリントを制覇したことで知られ、引退後は日本で繁殖牝馬として活躍しました。

競走馬としての軌跡

2歳時は1勝にとどまりましたが、3歳になるとその才能を開花させ始めます。G3アザレアステークスで2着に入線すると、その後もG2レイヴンランステークス、G2インディアナオークスで共に3着と、重賞レースで安定した成績を収めました。

4歳シーズンには、G3フランクリンカウンティステークスで待望の重賞初勝利を挙げます。その後、G1ヴィネリーマディソンステークスで4着、G1ヒューマナディスタフステークスで3着と、G1レースでも好走を見せました。シーズン終盤には、G3ウィニングカラーズステークスを勝利し、更なる飛躍を遂げました。

5歳シーズンは、連敗スタートとなりましたが、G3ウイニングカラーズステークスで連覇を達成し、再び輝きを取り戻します。G1プリンセスルーニーハンデキャップで3着入線後、オープン戦での勝利を経て、G3プレスクアイルダウンズマスターズステークスで2着に入線。そして10月9日には、G2サラブレッドクラブオブアメリカステークスを制し、重賞3勝目を挙げます。現役ラストランとなった11月5日のブリーダーズカップ・フィリー&メアスプリントでは、悲願のG1初勝利を飾り、見事な有終の美を飾りました。その活躍が評価され、2011年のエクリプス賞では、最優秀短距離牝馬に選出されました。

繁殖牝馬としての成功

2010年11月7日、ドバイマジェスティは日本のノーザンファームに110万ドルで落札され、繁殖牝馬としての新たなキャリアをスタートさせました。初仔のゴールドエッセンス（父キングカメハメハ）が3歳未勝利戦を勝利し、産駒初勝利を記録しました。その後、3番仔のアルアイン（父ディープインパクト）がGIII毎日杯を制し産駒重賞初勝利を挙げ、さらに皐月賞も制覇し産駒GI初勝利を達成しました。6番仔のシャフリヤール（父ディープインパクト）はドバイシーマクラシックを制し、産駒海外GI初勝利をもたらしました。

血統背景

ドバイマジェスティの血統背景も注目に値します。4代母Saracen Missの全妹Saracen Flirtの子孫には、ムタファーウエク、ドモナラズ、パレスマリスといった名馬たちが名を連ねています。

まとめ

ドバイマジェスティは、競走馬としてだけでなく、繁殖牝馬としてもその才能を発揮し、競馬史に名を刻む名牝となりました。彼女の血を受け継ぐ馬たちが、今後どのような活躍を見せてくれるのか、期待が高まります。

参考情報

* 競走馬成績と情報：netkeiba、JBISサーチ

もう一度検索