ドミトリー・グルズデフ

ドミトリー・グルズデフ（Dmitriy Gruzdev、1986年3月13日 - ）は、カザフスタン出身の自転車競技選手であり、ロードレースを専門としています。彼の名前は「グルジェフ」や「グルージェフ」と表記されることもあります。

グルズデフは、2006年のアジア競技大会において、イリヤ・チェルニソフ、アレクサンドル・ディモフスキク、アンドレイ・ミズロフと共にチームタイムトライアルで優勝を果たし、その才能を早くから開花させました。2012年には、名門チームであるアスタナと契約し、プロとしてのキャリアを本格的にスタートさせました。

主な戦績

2005年：アジア自転車競技選手権大会・ロードレース 3位
2006年：アジア競技大会・チームタイムトライアル 優勝
2008年：ツアー・オブ・ハイナン 区間優勝（プロローグ）
2011年：アジア自転車競技選手権大会・個人タイムトライアル 2位、カザフスタン選手権 優勝（個人タイムトライアル）、ツアー・オブ・チンハイレイク 総合2位
2012年：アジア自転車競技選手権大会・個人タイムトライアル 2位、カザフスタン選手権 優勝（個人タイムトライアル）、世界選手権・個人タイムトライアル 6位、ツアー・オブ・ハイナン 総合優勝（第7ステージ優勝）
2014年：アジア自転車競技選手権大会 優勝（個人タイムトライアル）
2016年：カザフスタン選手権 優勝（個人タイムトライアル）
2017年：アジア自転車競技選手権大会 優勝（チームタイムトライアル、個人タイムトライアル）

特に、個人タイムトライアルにおける実績が目覚ましく、アジア自転車競技選手権大会やカザフスタン選手権で何度も優勝しています。また、2012年の世界選手権個人タイムトライアルでは6位入賞という素晴らしい成績を収め、世界トップレベルの選手であることを証明しました。ツアー・オブ・ハイナンでは、総合優勝も果たしており、ロードレース全体での実力も兼ね備えています。

グルズデフは、長年にわたりアスタナチームを支え、数々のレースでチームに貢献してきました。その献身的な働きぶりと、安定した実力で、チームからの信頼も厚いです。ベテランとなった現在も、その走りは衰えることなく、カザフスタンの自転車競技界を牽引する存在として、後進の育成にも力を注いでいます。

参考文献
ドミトリー・グルズデフのプロフィール - ProCyclingStats
ドミトリー・グルズデフ - サイクリングアーカイヴス（英語）

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